ジャージのシワを伸ばしたい!ジャージにアイロンをかけてもいいの?

「ジャージを適当にまるめておいたらシワクチャになってしまった…」

あなたはこんな経験ありませんか?基本的にはジャージはシワがつきづらい洋服ですが、あまり雑に扱っているとシワがとれづらくなることがあります。

ここではジャージのシワをきれいに伸ばす方法を解説します。また、そもそもジャージにシワがつきづらい洗濯・お手入れの仕方もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ここではあくまで一般的なジャージのシワを伸ばす方法などを解説しています。例外的なものもありますから、必ずそれぞれのジャージの洗濯表示をご確認ください。
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ジャージとは?

ジャージのシワを伸ばす方法を考える前に、ちょっとだけジャージについて理解を深めておきましょう。ジャージのお手入れを考えるヒントになります。

一般的に「ジャージ」とは、ポリエステル製の目が細かいニット素材(編物)を使用したスポーツウェアのことです。伸縮性・耐久性・通気性に優れているため、運動に適しています。ジャージはポリエステル製がほとんどですが、綿(コットン)は毛(ウール)などのものもあります。

しかし、もともとのジャージは17世紀ごろよりイギリス海峡のジャージー島でつくられていた天竺編のニット衣料のことを指していました。そのときは漁師の作業着として使われていたそうです。現在までにジャージの定義はだいぶ変わってきているようですね。

また、日本で「ジャージ」と呼ばれている衣服は、アメリカなどでは「トラックスーツ(Track Suit)」などと呼ばれます。アメリカなどで「ジャージ(Jersey)」と使う場合は、単に衣服の素材を指すそうです。

意外とジャージはアイロンをかけてもよい!

実はジャージにアイロンをかけても基本的に問題はありません。ジャージのシワをしっかりと伸ばしたい場合には、やはりアイロンをかけるのが最も効果的です。

前述したように、一般的にジャージはポリエステルでつくられています。そして、ポリエステルは化学繊維としては熱に強いため、意外とほとんどのジャージはアイロンをかけられるようになっているのです。

ただ絶対に熱に負けないということではないですから、ジャージの生地の負担をかけないための工夫は必要です。アイロンの仕方を間違えると、ジャージの表面が溶けてしまう可能性があります。そうなると、テカテカとした仕上がりになってしまいますので、十分に注意しましょう。

ではジャージにアイロンをかける具体的な手順を確認していきます。

まずジャージにアイロンをかけるときには、必ず適当なハンカチなどをあててください。そうすれば、基本的にジャージがアイロンで溶けてしまうことはありません。また、アイロンの温度設定はそれぞれのジャージの洗濯表示に従いましょう。

次にジャージのシワが目立つところをたっぷりと霧吹きで湿らせます。他の洋服でも同じことですが、水分で繊維をほぐしてあげることでシワが伸びやすくなるからです。

そして、アイロンで水分を蒸発させるようにプレスしていきます(このとき、アイロンのスチームは出しません)。ぐいぐいと横に引き伸ばすようにアイロンをかけても、ジャージのシワはあまりとれません。それよりもぐりぐりと上から押し付けるようにアイロンをかけるのが、ジャージのシワをきれいにとるコツです。

ジャージの水分が完全に蒸発してもシワが伸びていない場合には、再度ジャージを霧吹きで湿らせてからアイロンを繰り返します。ただ長時間同じところばかりにアイロンをかけるのはよくないですから、他のところにアイロンをかけたりしながら時間を置くほうがよいでしょう。

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シワ伸ばしスプレーもおすすめ!

ジャージのシワがあまりにきつい場合にはアイロンをかけるのがよいです。ただジャージにちょっとシワがついているくらいの場合には、「シワ伸ばしスプレー」を使うのがよいかもしれません。

シワ伸ばしスプレーは各メーカーから約300~1000円ほどで販売されています。スーパー・ドラッグストア・ホームセンターなどの生活用品コーナーに置いてありますし、インターネット通販でも購入できます。下記のシワ伸ばしスプレーは花王が販売しているものです。

シワ伸ばしスプレーは誰でも簡単に使えます。まずジャージのシワが目立つところがしっとりと濡れるくらいスプレーします。そして、シワを中心に縦・横・斜めと生地を引っ張りましょう。あとはジャージをハンガーなどに吊るした状態でおおよそ10~15分くらい放置しておくだけです。ジャージが乾くとシワがきれいになくなっているはずです。

ほとんどのシワ伸ばしスプレーは洋服の消臭効果も持っています。ジャージを着用した後に適当に吹きかけておくのもよいでしょう。

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そもそもジャージにシワをつけないためには?

ここまでジャージのシワをきれいに伸ばす方法を解説してきました。しかし、ジャージにアイロンをかけたりするのは面倒ですから、そもそも普段からジャージにシワをつけない工夫をするのがおすすめです。

洗う

ジャージを洗濯機にかける場合には、できればネットに入れるようにしましょう。他の洋服と絡まないようにするためです。ジャージをネットに入れる前に、すべてのファスナーを閉じた上でたたんでおくとさらによいです。

ジャージにシワがつきづらくするためには、単純に柔軟剤を入れるのも効果があります。また、ジャージの脱水時間はいつもよりも短くするとよいでしょう。

干す

ジャージの洗濯後(脱水後)にそのまま放置するとシワがつく可能性が高いですから、すぐにハンガーなどに吊るしましょう。そして、このジャージを干す前の工夫が大事です。ここでしっかりとシワを伸ばしておけば、基本的にジャージにアイロンをかける必要はありません。

STEP1.振りさばく
まずジャージの端を両手で持って、上から下へバサッと何度か振りさばきます。全体の大きいシワをとります。

STEP2.引っ張る
襟・袖・裾などの縫い目がたくさんあるところは、シワが残りやすいです。ピーンと何度か引っ張ることで、シワを引き延ばします。

STEP3.叩く
ジャージを叩くことで表面のシワを伸ばします。手のひら全体で両側から挟むように叩きましょう。ハンガーに吊るしてからのほうがやりやすいです。

収納する

ジャージにシワをつけないためには、クローゼットなどに収納するときもハンガーに吊るしておくのが理想です。ただすべての洋服をハンガーに吊るしていたのではスペースが足りなくなりますから、一般的にジャージを収納するときにはたたんでおくことになるはずです。

実はこのときもジャージにシワをつけないコツがあります。それはジャージをたたんだ後に立てた状態で収納することです。

実は洋服をしまったときにシワができるのは折りたたむからではありません。それよりもたくさんの洋服を積み重ねるからシワができるのです。上のほうの洋服は問題ないですが、下のほうの洋服は押しつぶされるので、くっきりとシワがついてしまいます。

これを防ぐには、洋服を立てた状態で収納するのがよいのです。そうすれば、しばらく洋服を収納ケースに入れておいても、それほどシワにはなりません。洋服の着用前にちょっと手でシワを伸ばすくらいでも問題ないでしょう。

また、洋服を立てた状態で収納するときには、スペースに余裕を持たせることも大切です。ギュウギュウに洋服を詰め込みこみすぎると、結局シワになってしまいます。

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最後に

いかがでしたか?ジャージのシワをきれいに伸ばす方法などを解説してきました。ジャージがあまりにクシャクシャだと汚らしい印象になってしまいがちですから、しっかりとケアしてあげましょう。

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<画像出典>
●古着屋 JAM 京都店
https://jamtrading.jp/kyoto/

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