突き指は頻繁に起きるケガのひとつです。単なる突き指でも念のために病院を受診しようという方も、きっとたくさんいらっしゃいますよね。
ただ病院は受診してみるまでどのくらいお金が必要になるかがわかりません。予想外の出費になるのではないかと不安になってしまうものです。では突き指で病院を受診するときの費用はいくらくらいなのでしょうか?
突き指でも病院を受診すべきなのか?
もしあなたが突き指をしてしまったときには、自己判断せずに病院を受診するほうがよいでしょう。というのも、突き指にはさまざまな外傷の可能性が隠れているからです。単なる打撲や捻挫(関節の靭帯・腱・軟骨などを痛めるケガ)などの軽傷のケースが多いですが、脱臼や骨折などの重傷のケースもあります。
しかも突き指の症状はなかなか見た目だけで判断できません。ちょっと指が腫れているくらいでも、実は骨にひびが入っているなんてこともよくあるのです
特に下記のような状態のときは脱臼や骨折などの重傷の可能性が高いですから、すぐに病院を受診するようにしましょう。「それほど問題はなかった」と確認するだけでも、病院を受診する価値はあります。
- 指が明らかに変形している
- 指の関節を動かそうとすると激痛が走る
- 指の関節を自力で曲げられない(もしくは伸ばせない)
- 指の関節がパンパンに腫れている(通常時の1.5倍以上が目安)
- 突き指の痛みがいつまでもとれない
突き指は病院の何科を受診すればよいのか?
では突き指は病院の何科を受診すればよいのでしょうか?いざ突き指で病院に行こうと思っても迷ってしまいますよね。
突き指は病院の整形外科を受診するようにします。整形外科は骨・関節・靭帯・腱・神経・筋肉などの運動器を専門としていますから、適切な診察をしてくれるでしょう。
なお、はじめての突き指の診察で整骨院や接骨院には行くべきではありません。というのも、突き指の症状を正確に診断するために必要なレントゲン撮影は、整骨院や接骨院ではできないからです。必ず整形外科の専門医がいる病院で診察を受けるようにしましょう。もちろん、突き指の治療やリハビリで信頼できる整骨院や接骨院に行くのはよいでしょう。
突き指で病院を受診すると費用はどのくらいかかるのか?
突き指で病院を受診するときの費用の目安は、健康保険適用により自己負担分が3割だとすると約2,000~3,000円です。もちろん、診察や処置の内容によって費用は変わります。
たとえば、中指の第二関節を傷めてしまったケースを考えてみましょう。整形外科でレントゲン撮影をしてもらったところ、特に骨に異常はありません(診察結果:捻挫)。そして、中指を副木で固定してもらった後、消炎鎮痛剤と湿布を処方してもらいました。
このようなケースではおおよそ以下の表のような診療報酬点数になります。診療報酬点数の10倍である7,140円が診療費です。健康保険適用により自己負担分が3割だとすると2,142円が必要になります。
診療内容 | 診療報酬点数 |
---|---|
初診料 | 282点 |
レントゲン撮影 | 287点 |
処置(副木固定) | 55点 |
指導料(薬剤情報提供料) | 10点 |
薬剤料(消炎鎮痛剤・湿布など) | 80点 |
合計 | 714点 |
最後に
いかがでしたか?突き指で病院を受診するときの料金はいくらくらいなのかについてお伝えしてきました。おおよそ必要な金額がわかっていれば、病院を受診するのも安心です。もしあなたが突き指をしてしまったときには、自己判断せずに病院で受診するようにしてくださいね。
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