日常生活などでコーチジャケットを愛用している方はたくさんいらっしゃいますよね。そんなコーチジャケットは洗濯後にわりと乾きやすい洋服です。しかし、それでもコーチジャケットを干す時間を省くために乾燥機にかけたくなることはあるでしょう。ではコーチジャケットは乾燥機にかけてもよいのでしょうか?
コーチジャケットとは?
コーチジャケットを乾燥機にかけてもよいのかを考える前に、ちょっとだけコーチジャケットについて理解を深めておきましょう。コーチジャケットのお手入れの仕方を考えるヒントになるかもしれません。
「コーチジャケット(Coach Jacket)」はアメリカ発祥のスポーツジャケットで、単純にアメリカンフットボールのコーチがよく着用していたことが名前の由来だそうです。現在ではアメカジファッションやストリートファッションの定番アイテムとして世界中で愛されています。
コーチジャケットの定義は曖昧になりつつありますが、一般的に「①シャツ襟になっている」「②スナップボタンで開閉する」「③袖口がゴムなどで絞られている」「④直線的な裾をドローコードで絞れる」「⑤メッシュ・フランネル・フリースなど何らかの裏地がついている」というデザインの特徴があります。
また、もともとコーチジャケットの表地の素材にはナイロンが使われていましたが、最近ではポリエステルが使われることもよくあります。さらにコーチジャケットとしては変則的ですが、デニム・コーデュロイ・ベロアといったさまざまな素材のものがファッションアイテムとして登場しています。
コーチジャケットを乾燥機にかけてもよいのか?
コーチジャケットを乾燥機(タンブラー)にかけるのは基本的にNGです。おそらくほとんどのコーチジャケットには洗濯表示に乾燥機(タンブラー)禁止のマークがついているはずです(例外もあります)。
洋服の水分を高熱と機械的運動で蒸発させる乾燥機は、洋服に対するダメージが非常に大きいです。特にコーチジャケットの素材はナイロンやポリエステルがほとんどですから、コーチジャケットを乾燥機にかけると変形してしまう危険性があります。
コーチジャケットは洗濯後も乾きやすいものがほとんどです。コーチジャケットの洗濯後は自然乾燥するのがよいです。
コーチジャケットを乾燥機で縮めることはできるの?
コットン(綿)・ウール(羊毛)・リネン(麻)などの天然繊維は乾燥機にかけると縮むことがあります。一般的に洋服が縮むのは良いことではありませんが、洋服のサイズが大きすぎる場合には、あえて乾燥機で縮ませるというテクニックもありますよね。
しかし、残念ながらコーチジャケットを乾燥機で縮めることはできません。前述のように、前述のように、コーチジャケットを乾燥機にかけると単に変形してしまう可能性が高いです。ご自身がイメージしているようにはならないと思いますので、コーチジャケットのサイズを縮めたい場合には、シンプルに専門店で直してもらったほうがよいです。
コーチジャケットを洗濯後にすぐに乾かす方法
コーチジャケットは乾燥機(タンブラー)にかけるべきではありませんでした。しかし、何とかしてコーチジャケットを洗濯後にすぐ着たいなんてこともありますよね。
どうしてもコーチジャケットを洗濯後にすぐ乾かしたい場合には、「ドライヤー」を活用するのがおすすめです。
コーチジャケットをハンガーに吊るした上で、ドライヤーの温風を直接あてるだけでも十分効果があります。一般的なコーチジャケットはあまり水分を吸わないですから、おおよそ20~30分もあれば完全に乾きます。
コーチジャケットは表地よりも裏地のほうが乾きづらいですから、コーチジャケットを裏返した状態でドライヤーの温風を送ると効果的です(もちろん、コーチジャケットの表地と裏地に使用されている素材によって変わります)。
もっとスピーディにコーチジャケットを乾かしたいのなら、適当なサイズのビニール袋も用意しましょう。まずビニール袋の底の両角をハサミでカットします。これは水分の外への逃げ道をつくるためです。次にコーチジャケットを裏返した状態でビニール袋に入れましょう。あとはドライヤーの温風をビニール袋に送り込むだけです。
これは簡易的な温風式乾燥室をつくるようなもの。一般的なコーチジャケットはおおよそ10~20分で完全に乾きます。
ただし、ドライヤーの温風を長時間同じところばかりにあてないように注意してください。コーチジャケットが変形してしまう可能性があります。適度にドライヤーを動かしたり袋を揺らしたりすることが大切です。
最後に
いかがでしたか?コーチジャケットを乾燥機(タンブラー)にかけてもよいのかなどについてお伝えしてきました。コーチジャケットを乾燥機にかけると変形してしまう危険性があるのでした。コーチジャケットを乾燥機にかけるのはやめておいたほうがよいでしょう。どうしてもコーチジャケットを洗濯後すぐに着たい場合には、ドライヤーを活用するのがおすすめです。
<画像引用>
●古着屋JAM
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