アウター、ブーツ、バッグ、サイフ、ポーチなどなど…。ファスナーはさまざまなところで利用されていますよね。
そんなファスナーがスムーズに動かないなんて経験ありませんか?頻繁に使う衣類やバッグなどのファスナーの滑りが悪いとイライラしてしまうものです。ここでは衣類やバッグのファスナーの滑りをスムーズにする方法をお伝えします。
ファスナーの滑りが悪くなる原因とは?
ファスナーの滑りが悪くなる原因は、エレメント(歯の部分)の潤滑剤不足です。ファスナーは歯車の原理で動いてます。そのため、潤滑剤が不足すると、ファスナーがスムーズに動かなくなってしまうのです。
特に洋服などは洗濯やクリーニングなどによってファスナーの潤滑剤が落ちていきます。また、最初からファスナーの潤滑剤が不足している製品も少なくありません。
ファスナーの滑りをスムーズにする方法とは?
ファスナーの滑りが悪くなる原因は、潤滑剤の不足でしたね。したがって、ファスナーの滑りをスムーズにするには、潤滑剤を補給してあげればよいのです。
ではファスナーの潤滑剤には何を使えばよいのでしょうか?
「調理油・機械油・リップクリーム・ハンドクリーム・ワセリン・などを使えばよい」という意見をよく見かけます。確かにこうしたものでもファスナーの滑りはスムーズになるでしょう。特に金属製のファスナーには効果がありますが、あまりおすすめしません。
というのも、こうしたたくさんの油分を含む潤滑剤を使うと、ファスナーにほこりやゴミが付着しやすくなるため、のちのちファスナーの故障につながるからです…。また、大切な衣服やバッグの布地を油分で汚してしまう可能性もあります。
以下ではファスナーの潤滑剤としておすすめのものをいくつかご紹介します。
1.蝋(ロウソク)
昔から蝋(ロウソク)は潤滑剤として利用されてきました。たとえば、襖や障子、タンスの引き出しなどですね。蝋(ロウソク)を塗ると、ファスナーの滑りもスムーズになります。
ファスナーに蝋(ロウソク)を塗るには、不要な歯ブラシを利用するとよいでしょう。まずは歯ブラシで蝋(ロウソク)をこすります。そして、その歯ブラシでファスナーを磨いていくだけです。そうすれば、蝋(ロウソク)の粉が出たりもしません。なお、蝋(ロウソク)は白色のものを選びましょう。
2.固形石鹸
なかなかロウソクを常備している家庭はないかもしれません。ロウソクを用意できないのであれば、ファスナーに固形石鹸を塗るのもよい方法です。固形石鹸であればほとんどのご家庭にあるでしょう。
固形石鹸も潤滑剤として活用できます。こちらも不要な歯ブラシでファスナーに擦りつけていきましょう。石鹸は衣服やバッグの布地を汚す心配もありません。
3.シリコンスプレー
たいていのご家庭ではわざわざ購入することになるかと思いますが、ファスナーの潤滑剤として最もおすすめなのは、「シリコンスプレー」です。
シリコンスプレーは金属・ゴム・プラスチック・木・紙などの滑りをよくします。サラサラとした使用感なので、ファスナーにほこりやゴミが付着することもありませんし、洋服やバッグの布地を汚す心配もありません。また、非常に潤滑効果が長続きします。
シリコンスプレーをファスナーのエレメント(歯の部分)にシューっと吹きかけてあげれば、すぐにファスナーの滑りがスムーズになりますよ!
大手ファスナーメーカーのYKKからは、ファスナー専用潤滑剤「ファスナーメイト」というシリコンスプレーが販売されています。もちろん、他のシリコンスプレーでもOKです。だいたい500円前後で購入できるでしょう。
なお、襖・障子・カーテンレール・タンスなどの滑りをよくするのにも、シリコンスプレーは便利です。他にもシリコンスプレーはさまざまな場面で使えますから、ご家庭にひとつあってもよいかもしれません。
最後に
いかがでしたか?衣類やバッグのファスナーの滑りをスムーズにする方法をお伝えしてきました。ファスナーがスムーズに動かないのは、潤滑剤不足です。単純にファスナーに潤滑剤を補給してあげましょう。
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