足の突き指の対処方法!内出血や炎症がひどくても焦らない!

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足の突き指は意外と知られていないケガです。そのため、いざ足の突き指をしてしまうと、どのように対処すればよいかと迷ってしまうものでしょう。

ここでは足の突き指の対処方法などをお伝えしていきます。足の指の内出血や炎症がひどくても焦らないようにしましょう。

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そもそも突き指とは?

そもそも突き指は単なる俗称で、正確な医学用語ではありません。スポーツをしているときなどに、指先に外力がかかることで起きるケガの総称として使われます。

そのため、突き指といっても実際にはさまざまな外傷が含まれます。単なる打撲捻挫(関節の靭帯・腱・軟骨などを傷めるケガ)などの軽傷のケースが多いですが、脱臼骨折などの重傷のケースも少なくありません。

また、突き指は少なからず内出血や炎症を引き起こします。そのため、突き指をすると関節周辺に痛みや腫れが発生します。

足の突き指の特徴とは?

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意外と知られていませんが、足も突き指することがあります。たとえば、不注意で家具に足をぶつけてしまったり、ボールを蹴るときの当たりどころが悪かったりすると、足の突き指が発生します。

ただ足の指はそれぞれが短い上に密集しています。そのため、手の指と比較すると、足の指は構造的に突き指をしづらいです。また、足は靴で保護されているというのも背景にあります。

しかし、足の突き指はよほどの外力が加わらないと起こらないですが、もし足の突き指をすると脱臼・骨折などの重症になりやすい傾向にあります。内出血や炎症が強くなりやすいですから、十分に注意しましょう。

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正しい足の突き指の応急処置は?

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では足の突き指をしたらどのように対処すればよいのでしょうか?実は足の突き指の応急処置は、基本的に手の突き指の応急処置と変わりません。迅速に応急処置をしていきましょう。

もしあなたが足の突き指をしてしまったら「RICE処置(ライスしょち)」を思い出してください。RICE処置とは応急処置の基本で、下記の4つの原則の頭文字をとったものです。

①Rest(安静にする)
②Ice(冷却する)
③Compression(圧迫・固定する)
④Elevation(挙上する)

Rest(安静にする)

もしスポーツをしているときなどに足の突き指をしてしまったら、まずは安静にしましょう。無理に運動を続けたりすると、内出血や炎症が悪化してしまいます。また、患部を無闇にさわらないようにします。

Ice(冷却する)

足の突き指の応急処置で最も重要なのが冷却(アイシング)です。すぐに患部を冷却することで、内出血や炎症を最小限に抑えることができます。もし足の突き指をしたらできるだけ迅速に患部を冷却するようにしましょう。

具体的にはキンキンに冷えた氷水の入ったバケツを用意します。そして、そこに約15~20分ほど患部を入れているがよいです。また、氷をたっぷりと入れたビニール袋(2重・3重にするとよい)などで患部を冷やすのでもOKです。ただ凍傷には十分に注意してください。

すぐに氷を用意できない場合には、流しっぱなしにした水道水に患部をつけることでも、一定の冷却効果を得ることができます。

Compression(圧迫・固定する)

足の突き指で傷めた関節を包帯やテーピングで圧迫すると、患部への血流が止まるため、内出血や炎症を抑える効果を得られます。また、足の指の関節を固定することで、靭帯などの修復を早める効果も得られます。ただ包帯やテーピングはあまりきつくしすぎてはいけません。健康な細胞まで壊死してしまうことがあります。

Elevation(挙上する)

患部が心臓より低い位置にあると、患部に血液がどんどん流れるため、内出血や炎症が助長されます。そのため、突き指をしたほうの足を心臓より高い位置に保つようにしましょう。たとえば、適当なクッション・枕などに足をのせてあげるとよいでしょう。

足の突き指は病院を受診すべきなのか?

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もしあなたが足の突き指をしてしまったら、できれば自己判断せずに病院を受診したほうがよいでしょう。というのも、どのくらい突き指で関節組織を損傷したのかは、なかなか見た目だけで判断できないからです。前述した通り、特に足の突き指は脱臼・骨折などの重傷になりやすい傾向にあります。

特に下記のような状態のときには必ず病院を受診しましょう。「特に問題はなかった」と確認するだけでも、病院を受診する価値はあります。

  • 指が明らかに変形している
  • 指の関節を動かそうとすると激痛が走る
  • 指の関節を自力で曲げられない(もしくは伸ばせない)
  • 指の関節がパンパンに腫れている(通常時の1.5倍以上が目安)
  • 突き指の痛みがいつまでもとれない

なお、足の突き指は病院の整形外科を受診するようにします。というのも、どのくらい靭帯や骨などが損傷しているかを正確に判断するためには、レントゲン撮影が必要になるからです。MRI検査が必要になることもあるかもしれません。

整骨院や接骨院ではレントゲン撮影やMRI検査はしてくれませんので、必ず整形外科の専門医がいる病院を選びましょう。もちろん、足の突き指の治療やリハビリの段階で信頼できる整骨院や接骨院に行くのはよいでしょう。

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最後に

いかがでしたか?足の突き指の対処方法についてお伝えしてきました。もしスポーツをしているときなどに足の突き指をしてしまったら、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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