捻挫の診療には「整形外科」と「整骨院」のどちらがよいの?

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捻挫は頻繁に起きるケガのひとつですが、決して軽視はできません。もしあなたが足首などを捻挫してしまったら、自己判断せずに専門家に診察・治療してもらったほうがよいでしょう。では捻挫の診察・治療には「整形外科」と「整骨院」のどちらがよいのでしょうか?

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そもそも捻挫とは?

捻挫の診察・治療には整形外科と整骨院のどちらがよいのかを考える前に、まずは捻挫がどのようなケガなのかを確認しておきましょう。

そもそも捻挫とは、骨と骨を繋いでいる関節部分(靭帯・腱・軟骨など)の損傷のことです。関節部分に運動許容範囲を超えた負荷がかかることで起きます。関節のある部位ならどこでも起きる可能性がありますが、実際には足首や手首などで発生しやすいケガです。

捻挫は少なからず内出血や炎症を引き起こします。そのため、捻挫をすると関節周辺に痛みや腫れが発生するのです。

また、捻挫にもさまざまな損傷レベルがあります。一時的に靭帯が伸びているだけの軽傷のケースが多いのですが、部分的に靭帯が切れているような重傷のケースも少なくありません。また、単なる捻挫だと思っていたら、靱帯断裂・脱臼・骨折を伴っていることもあります。

「整形外科」と「整骨院」は何が違うのか?

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「整形外科」と「整骨院」は何が違うのでしょうか?「整形外科」では「医師」が施術を行います。一方で「整骨院」では「柔道整復師」が施術を行います。

医師と柔道整復師は完全に別物です。医師はレントゲン検査・手術・投薬を行うことができますが、一方で柔道整復師はレントゲン検査・手術・投薬を行うことはできません。ただ柔道整復師も国家資格で骨折・脱臼・捻挫・打撲の治療をすることを認められています。

整形外科と整骨院はどちらも健康保険を適用することができます。ただ整骨院によっては各種健康保険に対応していないこともあります。

整形外科整骨院
資格医師柔道整復師
保健適用○(受領委任)
レントゲン検査×
手術×
投薬×
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捻挫の診察・治療には「整形外科」と「整骨院」のどちらにいくのがよいのか?

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はじめての捻挫の診察には「整形外科」がよい

もしあなたが運動をしているときなどに足首などを捻挫してしまったら、まずは病院の整形外科で診察を受けます。整形外科は骨・関節・靭帯・腱・神経・筋肉などの運動器を専門としていますから、適切な診察をしてくれるでしょう。

逆にはじめての捻挫の診察では整骨院に行くべきではありません。というのも、捻挫の症状を正確に診断するために必要なレントゲン撮影は、整骨院ではできないからです。特に骨に異常がないかを確認するためにレントゲン撮影が大切です。最初の捻挫の診察では、必ず病院の整形外科に行きましょう。

捻挫の治療・リハビリでは「整骨院」を利用するのもよい

では整骨院には何もよいことがないかというと、そんなことはありません。テーピング指導・温熱療法・電気療法・マッサージ・運動療法・リハビリトレーニングなどなど…。整骨院はより丁寧な捻挫の治療を行ってくれるのが特徴です。

もちろん、捻挫の治療は病院の整形外科でも行ってくれます。しかし、「とにかく安静にしていてください」と言われるだけなんてこともよくあるのが現状です。

したがって、捻挫の治療・リハビリの段階では、技術の信頼できる整骨院を利用するのもよいでしょう。特に捻挫後できるだけすぐにスポーツなどに復帰したいという方は、整骨院での治療・リハビリを検討するとよいかもしれません。

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最後に

いかがでしたか?捻挫の診察・治療には整形外科と整骨院のどちらがよいのかについてお伝えしてきました。整形外科と整骨院のそれぞれの特徴を理解すれば、捻挫の診察・治療でどちらにいけばよいかと迷うことはきっとなくなるでしょう。

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