お風呂に入っているときに鼻血が出る原因と対処方法まとめ

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「お風呂に入るといつも鼻血が出る…」

あなたはこんな症状に悩んでいませんか?鼻をぶつけたりしたわけでもないのに、いきなり鼻血が出ると何かの病気なのではないかと心配になってしまいますよね。ここではお風呂に入っているときに鼻血が出る原因と対処方法をお伝えします。

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鼻血が出るメカニズムとは?

お風呂に入っているときに鼻血が出る原因を探る前に、まずは鼻血が出るメカニズムを把握しておきましょう。

鼻血は顔の目立つ部分で起こるために慌てがちですが、基本的にはかすり傷などと同じもので、鼻の内部の毛細血管が傷つくことで出血します。

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そして、ほとんど鼻血は、鼻中隔(左右の鼻の穴を分けているところ)にある「キーゼルバッハ部位」というところから出ます。このキーゼルバッハ部位は毛細血管が集中しているだけでなく、表面の粘膜も非常に薄くなっているため、日常生活で起きる些細な衝撃でも出血してしまうことがあるのです。

お風呂に入っているときに鼻血が出る原因とは?

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ではなぜお風呂に入っているときに鼻血が出ることがあるのでしょうか?鼻をぶつけたりしたわけでもないのに、いきなり鼻血が出ると何かの病気なのではないかと心配になってしまいますよね。でもほとんどの場合は病気などではないので安心してください。

お風呂に入っているときに鼻血が出る原因は、体温を外部に逃がすために血管が拡張することです。急激に血管が拡張すると、キーゼルバッハ部位の毛細血管が切れて出血してしまうことがあるのです。パンパンに膨らませた水風船が破れてしまうようなイメージを持つとわかりやすいかもしれません。

夏になると鼻血が出やすくなるという場合も、同じような理由だと考えられるでしょう。

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お風呂に入っているときに鼻血が出やすい人の特徴とは?

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お風呂に入っているときに鼻血が出る原因はわかりました。でもたいていの人はお風呂に入っても鼻血を出さないですよね。お風呂に入っているときに鼻血が出やすい人には、何か特徴があるのでしょうか?

お風呂に入っているときに鼻血が出やすい人の共通点は、単純にキーゼルバッハ部位の粘膜が弱っているということです。キーゼルバッハ部位の粘膜が弱っているために、お風呂で血管が拡張するだけでも鼻血が出てしまいやすいのです。

「鼻をぶつけた」「鼻をかみすぎた」「鼻をいじりすぎた」などでキーゼルバッハ部位の粘膜がいったん傷つくと、鼻血が出やすくなります。キーゼルバッハ部位の粘膜が完全に回復するまでは、鼻血が出やすい状態が続きますから、お風呂に入るときには注意が必要です。

また、子供はキーゼルバッハ部位の粘膜がデリケートにできています。そのため、子供もお風呂に入っているときに鼻血が出やすいです。子供は身体が小さい分、すぐに体温が上昇します。お風呂の温度や時間にも気を遣ってあげたほうがよいでしょう。

もしかして病気かも?危険な鼻血を判別する方法

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お風呂に入っているときに鼻血が出やすいとしても、単にキーゼルバッハ部位の粘膜が弱っているだけであれば、それほど問題ではありません。

しかし、何らかの病気が原因で鼻血が出やすくなっている可能性もあります。では何らかの病気が原因で出ている鼻血はどのように見分ければよいのでしょうか?以下のポイントをチェックしてみてください。

そして、気になるポイントがあれば、早めに病院を受診しましょう。「特に病気ではなかった」と確認するだけでも、病院を受診する価値はあります。

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鼻の奥から出血がある

ほとんどの鼻血はキーゼルバッハ部位から出るのでした。もっと鼻の奥から出血があるときには、何らかの病気の可能性もあります。

鼻血がなかなか止まらない

血流が良くなっている分、お風呂に入っているときの鼻血は止まりづらいです。ただそれでもお風呂から出たうえで安静にしていれば、通常の鼻血は約15~20分ほどで止まります。鼻血が30分以上も止まらないというときには、何らかの病気を疑いましょう。

全身的に出血がある

白血病や特発性血小板減少性紫斑病(ITP)などの場合は、全身的に出血が起きやすくなります。鼻血だけでなく、歯茎からの出血があったり、アザが出来やすくなります。

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いつもお風呂で鼻血が出るときの対策方法は?

特別な病気が原因ではないとしても、いつもお風呂で鼻血が出ているのでは困ります。ここではいつもお風呂で鼻血が出るときの対策方法をいくつかご紹介します。

長湯はしない

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まずは長湯はしないようにしましょう。お風呂に長時間入っていると、どんどん血管が拡張するので、鼻血が出やすくなってしまいます。また、お風呂の温度も38~40℃ほどにします。

キーゼルバッハ部位の粘膜が完全に回復すれば、些細なことでは鼻血は出づらくなります。それまではシャワーだけにするというのもよいでしょう。

鼻血予防に効果的な栄養素を摂る

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鼻血予防に効果的な栄養素はいくつかありますが、特に頻繁に意識的に摂取してもらいたいのが、「ルチン」というポリフェノールの一種です。

ルチンには毛細血管を強化する働きがあるため、出血性の疾患を予防する効果があります。もちろん、鼻血の予防も期待できます。そば、アスパラガス、トマト、ミカン、レモンなどにルチンは豊富に含まれています。

レーザー治療をする

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どうしてもお風呂で鼻血が出てしまうという方は、病院でレーザー治療を受けるのも方法の1つです。レーザーでキーゼルバッハ部位を焼くことで、毛細血管からの出血を防ぎます。

レーザー治療というと大げさに感じますが、処置は約30分ほどしかかからず、入院などの必要もありません。また、気になるの費用も片方の鼻で約3,000円前後です(健康保険適用で3割負担の場合)。

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お風呂で鼻血が出たときの止血方法は?

上記のことを試しても、お風呂で鼻血が出てしまうことはあるでしょう。そんなときはすぐにお風呂から出ましょう。体温が下がらないと、なかなか鼻血は止まらないからです。

お風呂から出たら、やや頭を下げた姿勢で座ります。そして、小鼻(両側の鼻先のふくらんだ部位)を強くつまめば、数分でキーゼルバッハ部位からの出血は止まります。

脱脂綿やティッシュペーパーを鼻につめて止血をする場合は、鼻の入り口にだけつめても効果はありません。脱脂綿やティッシュペーパーを鼻の奥に押しこみ、キーゼルバッハ部位をしっかりと圧迫します。

運動しているときに鼻血が出ると、なかなか鼻血が止まらないことがあります。そんなときには冷水で濡らしたタオルなどで首筋や眉間を冷やしてあげると効果的です。

また、「上を向く」「横になる」という民間療法は、鼻血が口に逆流してくるだけで意味がありません。「首筋をトントン叩く」というのも特に効果がないと判明しています。

最後に

いかがでしたか?お風呂に入っているときに鼻血が出る原因と対処方法をお伝えしてきました。「キーゼルバッハ部位の粘膜が弱っていることで、お風呂で血管が拡張するだけでも鼻血が出ている」というのがほとんどのケースです。

ただ重大な病気のサインとして鼻血が出ている可能性も否定できません。気になるようであれば、遠慮せずに耳鼻咽喉科を受診するようにしましょう。

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