「桜の木の下でお花見をしていたら、毛虫が落ちてくることはあるの?」
虫嫌いのあなたはこんな心配をしているかもしれません。ここでは、お花見で毛虫が落ちてくるのか、桜の木につく毛虫の種類、万が一毛虫に刺されたときの対処法などをまとめました。
お花見の時期に毛虫はもういるの?
余程のことがない限り、お花見の時期には毛虫が落ちてきたり、地面をはっているのを目にすることはないようです。
というのも、毛虫は桜の若葉を食べるため、基本的にお花見の時期にはまだ卵からかえっていないから。卵からかえっていたとしても、ある程度のサイズになるまでは、木の幹の隙間などでジッと桜の木に葉がつくのを待っています。
地域にもよりますが、毛虫が大量発生する時期は初夏の5月半ば~6月終わりごろです。お花見の時期にはそれほど毛虫の心配をする必要はありません。
ただ風が強い日には注意しましょう。早く卵からかえってしまった毛虫が風に飛ばされてくることがあります。毛虫が苦手な方の場合、風が強い日のお花見は避けたほうがよいかもしれません。また、子供などが木登りなどをすると、毛虫に刺されてしまうことがあります。
桜の木につく毛虫の種類
お花見の時期にはそれほど毛虫の心配をする必要はないですが、一応桜の木につく毛虫の種類を確認しておきましょう。
オビカレハ
日本全国に分布しています。体長60mmくらいまで大きくなりますが、毒は全くないので、もしさわってしまっても問題はありません。
閲覧注意 https://www.jataff.jp/konchu/kemushi/obikareha.htmlアメリカシロヒトリ
本州・四国・九州に分布しています。かなり毛が長くて気持ち悪いのですが、これも毒はありません。
閲覧注意 https://www.jataff.jp/konchu/kemushi/shirohitori.htmlイラガ
日本全国に分布してる毒のある毛虫です。体長は25mmくらいですが、トゲで刺されると電撃的な痛みが走るそうです。
ただイラガの幼虫が発生するのは夏ごろから秋にかけて。この時期に桜の木の近くを通る場合は注意が必要ですが、お花見の時期にはまずいないと考えてよいです。
閲覧注意 https://www.jataff.jp/konchu/kemushi/iraga.htmlドクガ
名前の通り、毒のある毛虫です。日本全国に分布しています。ドクガの毛には毒があります。さわってしまうと皮膚炎になるので注意しましょう。風に舞ってきた毛でも皮膚炎になることがあるそうです。
ただこの毛虫が発生するのも夏ごろから秋ににかけてです。お花見の時期に見かけることはないので、安心しましょう。
閲覧注意 https://www.jataff.jp/konchu/kemushi/dokuga.html万が一、毛虫に刺されてしまったときの対処法は?
桜の木につく毛虫の種類で確認したように、お花見の時期に毒のある毛虫を見かけることはまずありません。ただ万が一ということもあります。毛虫に刺されてしまったときの対処法も覚えておいて損はありません。
もし毛虫に刺されてしまったら、まずは流水でよく洗いましょう。毒を抜くようなイメージで、患部を何度か指でつまみながら洗い流します。また、患部にセロテープやガムテープを貼る・はがすを繰り返すのも効果的な対処法です。目には見えない毛虫の毒針を除去することができます。
一通りの応急処置が終わったら、市販の虫刺され薬を塗っておきましょう。炎症を抑えてくれます。
毛虫に刺されても何もしなくても1週間ほどあれば治りますが、なかなか治らないときは皮膚科に行くのがよいです。
最後に
いかがでしたか?ここまで解説してきたように、お花見の時期には基本的に毛虫はいないので、思いっきりお花見を楽しんでくださいね。万が一にも毛虫を見たくないという場合、桜の木から少し離れたところに席をとると良いと思いますよ。
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