打撲に湿布は有効なの?正しい打撲の応急処置を教えます!

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打撲は頻繁に起きるケガのひとつです。あなたもきっと日常生活やスポーツなどで打撲をしたことがあるでしょう。

さて、そんな打撲の治療によく使われるのが湿布です。では打撲の治療方法として湿布は効果があるのでしょうか?

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そもそも打撲とは?

そもそも打撲とは、転倒や衝突などによって身体の内側の皮下組織や筋肉などを損傷することです。全身のあらゆる部位で起きる可能性のあるケガで、打ち身と呼ばれることもあります。

打撲は身体の内側の損傷ですから、基本的に傷口を伴いません。しかし、打撲は少なからず内出血炎症を引き起こすため、患部に痛みや腫れが発生します。

また、打撲にもさまざまな損傷レベルがあります。何もせずに自然に治る軽傷のケースがほとんどですが、骨折や内臓損傷などを伴う重症のケースもあります。

打撲に湿布は効果があるの?

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では打撲の治療方法として湿布は効果があるのでしょうか?

まず打撲の応急処置に湿布はほとんど効果がありません。確かに打撲の応急処置ではしっかりと患部を冷却(アイシング)することが大切です。ただ冷湿布を貼ったときのスーッとする感覚はメントールという成分によるもので、実際には患部を冷やしているわけではありません。そのため、打撲の応急処置に湿布は適していないのです。

また、実は患部に湿布を貼り続けても、打撲が治りやすくなるわけでもありません。打撲が完治するまでの期間はほとんど変わらないでしょう。

ただ湿布には鎮痛作用のある成分が含まれています。打撲をしたばかりのときに患部に湿布を貼ることで、打撲の痛みを緩和させる効果は期待できます。ただあくまで湿布は痛みを緩和するためのものと覚えておきましょう。

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打撲で湿布を貼るべき期間はどのくらいがよいの?

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あくまで湿布は痛みを緩和するためのものでした。したがって、打撲の急性期を過ぎたら、基本的に患部に湿布を貼る必要はなくなります。

具体的に打撲で湿布を貼るべき期間はどのくらいなのかというと、おおよそ3~7日が目安です。もちろん、打撲の損傷レベルによっても変わりますから、臨機応変に対応します。患部を動かさなければ痛くない状態になったら、もう湿布を貼らなくてもよいでしょう。

正しい打撲の応急処置とは?

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打撲の応急処置に湿布は向いていませんでした。では実際に打撲をしたらどのように応急処置をしたらよいのでしょうか?

もしあなたが何らかのアクシデントで打撲をしてしまったら、「RICE処置(ライスしょち)」を思い出してください。RICE処置とは応急処置の基本で、下記の4つの原則の頭文字をとったものです。

①Rest(安静にする)
②Ice(冷却する)
③Compression(圧迫・固定する)
④Elevation(挙上する)

Rest(安静にする)

もし何らかのアクシデントで打撲をしてしまったら、まずは安静にしましょう。無理に患部を動かしたりすると、内出血や炎症が悪化してしまいます。また、患部を無闇にさわらないようにします。

Ice(冷却する)

打撲の応急処置で最も重要なのが冷却(アイシング)です。すぐに患部を冷却することで、内出血や炎症を最小限に抑えることができます。もしあなたが打撲をしてしまったら、できるだけ迅速に患部を冷却するようにしましょう。

具体的には氷水を入れたビニール袋(2重・3重にするとよい)などで患部を冷やしてあげるのがよいです。また、手足などを打撲した場合には、氷水の入ったバケツに患部をつけるのでもOKです。ただ凍傷には十分に注意してください。

すぐに氷を用意できない場合には、流しっぱなしにした水道水に患部をつけることでも、一定の冷却効果を得ることができます。

Compression(圧迫・固定する)

打撲をした部位の周辺を包帯やテーピングで圧迫すると、内出血や炎症を抑える効果を得られます。ただ包帯やテーピングをあまりきつくしすぎないようにしましょう。健康な細胞まで壊死してしまうことがあります。

Elevation(挙上する)

患部が心臓より低い位置にあると、患部に血液がどんどん流れるため、内出血や炎症が助長されます。そのため、患部を心臓より高い位置に保つように意識しましょう。たとえば、枕やクッションなどの手軽なものを活用するとよいですね。全身的な打撲の場合には、無理に拳上を意識する必要はありません。

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最後に

いかがでしたか?打撲の治療方法として湿布は効果があるのかについて解説してきました。湿布には打撲の痛みを和らげる効果はありますが、打撲の応急処置などには向いていません。決して湿布は万能ではないことを覚えておきましょう。

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