【現在80種類】ハラスメントの種類を一覧表にまとめてみた!(適宜更新中)

パワーハラスメント(パワハラ)、セクシャルハラスメント(セクハラ)、モラルハラスメント(モラハラ)などなど…。世の中にはたくさんのハラスメントがあります。

でも実はもっとたくさんのハラスメントの種類があることをご存知でしょうか?ここでは全部で80種類以上あるハラスメントを一覧にまとめてみました。

ハラスメントの辞典のようなイメージで読んでみてくださいね。

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目次

そもそもハラスメントの定義・意味とは?

「ハラスメント(harassment)」は「嫌がらせ」を意味する言葉で、相手を不快な気持ちにさせる発言・行為のことを指します。

社会的な地位・立場・権力などを背景に相手に不快感を与える「パワーハラスメント(パワハラ)」や、男女問わず性的な発言・行為で相手に不快感を与える「セクシャルハラスメント(セクハラ)」などが代表です。

ハラスメントの定義において重要なのは、本人に他者を不快感を与える意思があるかどうかは関係がないことです。そのため、たとえ本人に悪意がなかったとしても、相手に不快な気持ちになればハラスメントになる可能性があります。

たとえば、口臭などのニオイで他人に苦痛を与える「スメルハラスメント(スメハラ)」は、本人に自覚がないケースがほとんどです。本人に悪意がなくてもハラスメントの加害者になる代表例と言えます。

もともとは職場におけるハラスメントが問題視されてきましたが、ハラスメントという言葉が浸透するにつれて、学校・病院・家庭内などのハラスメントも表面化してきました。

【現在80種類】ハラスメントの種類を一覧表で紹介!

まずはハラスメントの種類を一覧表でざっくりとご紹介します。

名称内容
パワーハラスメント(パワハラ)上司から部下へなど上下関係を利用した精神的・身体的な嫌がらせのこと
セクシャルハラスメント(セクハラ)男女問わず性的な嫌がらせのこと
モラルハラスメント(モラハラ)悪口・無視などの精神的嫌がらせのこと
セカンドハラスメント(セカハラ)ハラスメントを報告することでさらなる2次被害を受けること
逆パワーハラスメント(逆パワハラ)部下から上司へなど上下関係が逆転した嫌がらせのこと
新型パワーハラスメント(新型パワハラ)上司が部下の仕事の熱意を削ぐ行為のこと
リストラハラスメント(リスハラ)企業による従業員を自主退職に追い込むための嫌がらせのこと
資格ハラスメント(シカハラ)企業が従業員に資格の取得を強要する嫌がらせのこと
時短ハラスメント(ジタハラ)企業が従業員の労働時間を強制的に短縮する嫌がらせのこと
ソーシャルハラスメント(ソーハラ/ソシャハラ)TwitterやFacebookなどSNSを利用した嫌がらせのこと
終われハラスメント(就活終われハラスメント/オワハラ)企業が内定をエサに学生の就職活動を終えるように強要すること
テープハラスメント(テプハラ)何かにつけて音声を録音していないかを疑う行為のこと
テクノロジーハラスメント(テクハラ)ITが苦手な人に対する嫌がらせこと
エアコンハラスメント(エアハラ)職場などでエアコンの設定温度を勝手に操作する嫌がらせのこと
エアーハラスメント(エアハラ)会議などの空気を乱す発言・行為のこと
カスタマーハラスメント(カスハラ)消費者による自己中心的で理不尽な要求をする嫌がらせのこと
ドクターハラスメント(ドクハラ)医師による患者への嫌がらせのこと
ペイシェントハラスメント(ペイハラ)患者による医者や看護師などの医療従事者への嫌がらせのこと
シルバーハラスメント(シルハラ)主に介護が必要な高齢者に対する嫌がらせのこと
ケアハラスメント(ケアハラ)家族の介護をする人への嫌がらせ/ケアワーカーへの嫌がらせ
アルコールハラスメント(アルハラ)お酒を強要する嫌がらせ行為のこと
飯ハラスメント(メシハラ)/食事ハラスメント(ショクハラ)食事を強要する嫌がらせ行為のこと
グルメハラスメント(グルハラ)自分の食事のこだわりを他人に強要する行為のこと
ヌードルハラスメント(ヌーハラ)麺類を食べるときに「ズルズルッ」とすする音を出すこと
スイーツハラスメント(スイハラ)ダイエットをしている女性にスイーツを差し入れること
お菓子ハラスメント(オカハラ)お菓子を特定の人にだけ配らない嫌がらせのこと
カフェインハラスメント(カフェハラ)カフェインの含まれる飲みものを強要する行為のこと
マタニティハラスメント(マタハラ)妊婦や育児中の女性に対する嫌がらせのこと
パタニティハラスメント(パタハラ)いわゆる「イクメン」に対する嫌がらせのこと
逆マタニティハラスメント(逆マタハラ)/逆育児ハラスメント(逆イクハラ)妊娠・出産・育児をしている社員が周囲に配慮せずに不快感を与えること
妊活ハラスメント(ニンハラ)妊活(不妊治療を含む)をしている人に対する嫌がらせのこと
子なしハラスメント(コナハラ)子供のいない夫婦に対する偏見・差別的な発言・行為のこと
2人目ハラスメント(フタハラ)「2人目(の子供)は作らないの?」などと聞く嫌がらせのこと
マリッジハラスメント(マリハラ)独身者に結婚を強要するような嫌がらせのこと
シングルハラスメント(シンハラ)/ソロハラスメント(ソロハラ)独身者に対する偏見・差別的な発言・行為のこと
ゼクシャルハラスメント(ゼクハラ)恋人に対して結婚を迫る行為のこと
ラブハラスメント(ラブハラ)恋愛に関する話題で他人に不快感を与えること
チェリーハラスメント(チェリハラ)いわゆる童貞男性に対する嫌がらせのこと
ジェンダーハラスメント(ジェンハラ)男らしさや女らしさを強要する嫌がらせのこと
ソジハラスメント(ソジハラ)LGBTなどの性的マイノリティの人に対する嫌がらせのこと
テクスチュアルハラスメント(テクハラ)小説などの創作文章に対して性的差別をすること
パンプスハラスメント女性にパンプスやハイヒールを履くことを強要すること
パーソナルハラスメント(パーハラ)個人の外見・性格・趣味などをバカにする嫌がらせのこと
エイジハラスメント(エイハラ)/ジェネレーションハラスメント(ジェネハラ)年齢や世代の差別をもとにした嫌がらせのこと
レイシャルハラスメント(レイハラ)特定の国籍・人種・民族に対する差別的な嫌がらせのこと
レリジャスハラスメント(レリハラ)宗教に関する嫌がらせのこと
ブラッドタイプハラスメント(ブラハラ)血液型で他人の性格などを決めつける嫌がらせのこと
学歴ハラスメント(ガクハラ)学歴による偏見・差別に基づく嫌がらせのこと
スモークハラスメント(スモハラ)タバコによって他人を不快にさせる行為のこと
スメルハラスメント(スメハラ)口臭などのニオイで他人を不快にさせる行為のこと
音ハラスメント(オトハラ)/サウンドハラスメント(サウハラ)/ノイズハラスメント(ノイハラ)職場などで他人にとって不快な音を立てる行為のこと
エレクトロニックハラスメント(エレハラ)電磁波や超音波による嫌がらせのこと
フォトハラスメント(フォトハラ)他人の写真を勝手にインターネットに上げたりする行為のこと
ベイビーハラスメント(ベビハラ)赤ちゃんの泣き声などで周囲に迷惑をかける行為のこと
カラオケハラスメント(カラハラ)カラオケで他人に無理に歌わせる嫌がらせのこと
エンジョイハラスメント(エンハラ)仕事を楽しむことを他人に強要する嫌がらせのこと
ホビーハラスメント(ホビハラ)特定の趣味を持つ人に対する偏見・差別的発言のこと
ゴルフハラスメント(ゴルハラ)職場などでゴルフを強要する行為のこと
告白ハラスメント(コクハラ)一方的に恋愛感情の告白で相手を不快にする行為のこと
家事ハラスメント(カジハラ)主に夫婦間で起きる家事に関する嫌がらせのこと
マネーハラスメント(マネハラ)主に夫婦間で起きるお金に関する嫌がらせのこと
アカデミックハラスメント(アカハラ)大学教授による学生への嫌がらせのこと
キャンパスハラスメント(キャンハラ)大学のキャンパス内で行われる嫌がらせ行為の総称
スクールハラスメント(スクハラ)/学校ハラスメント(ガクハラ)小学校・中学校・高校で起きる嫌がらせ行為の総称
給食ハラスメント学校の先生が生徒に給食の完食を強要する行為のこと
スポーツハラスメント(スポハラ)運動部やスポーツクラブ内での嫌がらせのこと
インフルエンザハラスメント(インハラ)インフルエンザに関する嫌がらせのこと
咳ハラスメント(セキハラ)口や鼻を覆わずに咳やくしゃみを繰り返す迷惑行為のこと
オンラインハラスメント(オンハラ)インターネット上での嫌がらせ行為のこと
ロケーションハラスメント(ロケハラ)スマートフォンの位置情報サービスで他人を監視する嫌がらせのこと
ペットハラスメント(ペトハラ)ペットに関する迷惑行為のこと
犬ハラスメント(イヌハラ)犬による迷惑行為のこと
ストリートハラスメント(ストハラ)街の路上などでの見知らぬ人からの嫌がらせ行為のこと
プレゼントハラスメント(プレハラ)相手の都合を考えずに迷惑なプレゼントを贈る行為のこと
メンションハラスメント(メンハラ)仕事上のチャットツールの通知機能で相手に不快にする行為のこと
コミュニケーションハラスメント(コミュハラ)コミュニケーションを強要する嫌がらせのこと
タクシーハラスメント(タクハラ)タクシー運転手による乗客への嫌がらせのこと
ロジカルハラスメント(ロジハラ)/正論ハラスメント正論ばかり突き付けることで他人を不快にさせること
エモーショナルハラスメント(エモハラ)感情論ばかりを言うことで他人を不快にさせること
ハラスメントハラスメント(ハラハラ)何かにつけて「ハラスメントだ!」と主張する嫌がらせのこと
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1.パワーハラスメント(パワハラ)

「パワーハラスメント(パワハラ)」とは、職務上の役職などの上下関係を背景に相手に精神的・身体的苦痛を与える行為のことです。「上司→部下」「先輩→後輩」「正規社員→非正規社員」など、職務上の立場が上位の人間から下位の人間に対して行われる嫌がらせです。

パワーハラスメントには「殴る・蹴るなど身体的な攻撃を与える」「大勢の前で執拗に叱責する」「適正量を超えた仕事を命令する」などさまざまな事例があります。

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2.セクシャルハラスメント(セクハラ)

ご存知の方がほとんどだと思いますが、「セクシャルハラスメント(セクハラ)」は性的な嫌がらせのことです。被害者の9割以上は女性ですが、男性の被害者もいます。

「胸大きいよね」などの発言がセクシャルハラスメントの代表です。また、ちょっとしたギャグのつもりでも、相手が不快に感じる場合は下ネタなどもセクシャルハラスメントになる可能性があります。

セクシャルハラスメントは主に「対価型」と「環境型」の2つに分類されます。

「対価型」は主に仕事などの上下関係や利害関係を利用したものです。「一緒にホテルに行ってくれたら君のところで契約してもいいよ」などの発言が対価型のセクシャルハラスメントです。

「環境型」は性的な発言・行為で職場などの環境を悪化させるものです。たとえば、職場でアダルトな動画を見ているなどが環境型のセクシャルハラスメントです。

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3.モラルハラスメント(モラハラ)

「モラルハラスメント(モラハラ)」は悪口や無視などで相手を精神的に追い込んでいく嫌がらせのことで、「大人のいじめ」とよく言われます。

殴る・蹴るなどの身体的暴力はないですが、嫌がらせが隠蔽されやすいために長期的に続きやすいという特徴があります。モラルハラスメントの最悪のケースでは被害者が自殺してしまうこともあります。

パワーハラスメントと混同されやすいですが、社会的な上下関係がなくてもモラルハラスメントは成り立ちます。そのため、どのような人間関係においてもモラルハラスメントは起きる可能性があります。特に最近は夫婦間や恋人間でのモラルハラスメントが問題になっています。

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4.セカンドハラスメント(セカハラ)

「セカンドハラスメント(セカハラ)」はハラスメントの2次被害のことで、ハラスメントの事実を報告することで、新たな苦痛を受けたりすることです。

たとえば、セクシャルハラスメントの被害を上司に相談したら、「自意識過剰なんじゃないか?」「それくらいは普通だろ」「おまえにも悪いところがあったんじゃないか?」など心ないことを言われてしまうケースなどがあります。

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5.逆パワーハラスメント(逆パワハラ)

「上司→部下」「先輩→後輩」「正規社員→非正規社員」など、職務上の立場が上位の人間から下位の人間に行われるのが、パワーハラスメントでしたね。

「逆パワーハラスメント(逆パワハラ)」は文字通り、これが逆転します。「部下→上司」「後輩→先輩」「非正規社員→正規社員」など、職務上の立場が下位の人間から上位の人間への嫌がらせ行為のことです。

「仕事の指示を無視する」「部下全員で上司の悪口を言う」「パワハラで訴えると脅迫する」などの事例があります。世の中にパワーハラスメントが認知されたことで、逆に職務上の立場が下位であることを利用しやすくなっているのかもしれません。

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6.新型パワーハラスメント(新型パワハラ)

ダラダラ

「新型パワーハラスメント(新型パワハラ)」と言われてもイメージできない人がほとんどでしょう。

「そんなに頑張られるとこっちまで頑張らないといけなくなる…」というテンションの人間は職場に1人くらいいたりするものです。このような仕事にやる気のない上司が部下にあまり仕事をさせないようすることを、最近では新型パワーハラスメントと呼びます。

たとえば、「オレの仕事が増えるから企画書とか持ってくるな」などの発言は、新型パワーハラスメントになってしまうのかもしれません。

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7.リストラハラスメント(リスハラ)

リストラ

「リストラハラスメント(リスハラ)」は企業側が従業員を自主退職に追い込むためにする嫌がらせのことで、パワーハラスメントの派生形と言えます。

「何の意味もない仕事を延々とやらせる」「ちょっとしたミスで降格させる」「仕事上必要な情報を教えない」などの事例があります。だんだんと職場に居づらい雰囲気をつくっていく悪質な嫌がらせです。

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8.資格ハラスメント(シカハラ)

「資格ハラスメント(シカハラ)」は企業側が従業員に対して資格の取得を強要する嫌がらせのことで、新しいパワーハラスメントの形態として最近注目されています。

「資格試験が不合格だったとして従業員に退職をすすめる」「従業員に資格取得の勉強をプライベートな時間にすることを強要する」「従業員に資格取得を命じながら受験料や教材費を自己負担させる」などが代表例です。

もちろん、仕事で必要な資格を会社の経費で業務時間内に取得させる分には、何の問題もありません。しかし、一方でブラック企業が資格取得を建前に従業員を退職に追い込むケースが問題になっています。リストラハラスメントの手口のひとつとも言えます。

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9.時短ハラスメント(ジタハラ)

最近では長時間労働が問題視されるようになってきたため、多くの企業では従業員の残業を減らす方向に動いています。しかし、仕事量はそのままなのに残業だけを禁止する企業が出てきてしまいました。

そうすると、従業員は業務時間内に仕事が終わらないので、自宅などで給料の出ない実質的なサービス残業を強いられることに…。

このような企業側が強制的に労働時間短縮や残業禁止をすることを、「時短ハラスメント(ジタハラ)」と言います。

この時短ハラスメントは2018年のユーキャン新語・流行語大賞にもノミネートされました。時短ハラスメントはそれだけ社会問題になっていると言えるでしょう。

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10.ソーシャルハラスメント(ソーハラ/ソシャハラ)

「ソーシャルハラスメント(ソーハラ/ソシャハラ)」とはSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を利用した嫌がらせのことで、特に職場などの上下関係のあるところで発生しやすいです。

たとえば、「職場の上司からSNSで友達申請が来たけど、プライベートでまでつながりたくない」「上司のSNSの写真にいちいち”いいね”しないといけない雰囲気がある」「上司からSNSで”いいね”されると監視されている気分になる」と悩んでいる人はけっこういるものです。

上司としては部下と親睦を深めたいだけでも、部下が苦痛に感じていればソーシャルハラスメントになってしまう可能性があります。

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11.終われハラスメント(就活終われハラスメント/オワハラ)

「終われハラスメント(オワハラ)」とは、企業が内定をエサに学生の就職活動を終えるように強要することを指します。「うちの内定をあげるから、今後の就職活動はやめてね」ということですね。

具体的には今後の他社への応募を禁じたり、他社の内定の辞退を促したりします。また、食事会や研修と称して学生の時間を奪うことで、就職活動の妨害をするケースもあります。

企業が優秀な人材を確保したいのは当然のことですが、ケースによっては「脅迫罪」や「強要罪」に問われる可能性もあるようです。「新卒で就職できなかったらどうしよう」と不安に感じている学生の弱みにつけこむハラスメントと言えます。

また、転職活動をしている社会人に対してオワハラが行われるケースもありますが、基本的にはまだ社会のことをよくわかっていない学生が狙われます。

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12.テープハラスメント(テプハラ)

何かにつけてテープを回していないか(音声を録音していないか)を疑う行為のことを、「テープハラスメント(テプハラ)」と呼びます。

大手芸能事務所の吉本興業の闇営業問題のときに、岡本照彦社長がお笑い芸人の宮迫博之に「テープ回してないやろな」と脅したことで話題になりました。

テープハラスメントをする時点で何か証拠を残したくない発言があると言っているようなものですね。スマートフォンで簡単に音声を録音できる時代になったので、何か悪質なことをしている人は過敏になっているのかもしれません。

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13.テクノロジーハラスメント(テクハラ)

「テクノロジーハラスメント(テクハラ)」とは、PC・スマートフォン・タブレット端末などのITが苦手な人に対する嫌がらせのことです。

たとえば、「クラウドも知らないんですか?」というようにIT関連の知識がないことをバカにする行為がテクノロジーハラスメントに該当します。特に最新のIT機器やアプリケーションの知識が追い付かない中高年世代への嫌がらせの事例が目立ちます。

誰もが最近のITの知識やスキルを持っているわけではないですから、初心者にもやさしく教えてあげることを心がけたいですね。

なお、あとで紹介する「テクスチュアルハラスメント」も「テクハラ」と略します。両者は全然意味が異なりますので、混同しないようにしましょう。

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14.エアコンハラスメント(エアハラ)

職場などでエアコンの設定温度を勝手に操作することで他人に不快感を与える行為のことを、「エアコンハラスメント(エアハラ)」と言います。

たとえば、他の人が寒がっているのにクーラーの設定温度を勝手に下げたりすると、エアコンハラスメントになります。もちろん、逆に他の人が暑がっているのにクーラーの設定温度を勝手に上げたりするのも、エアコンハラスメントになります。

ただ個人によって快適に過ごしやすい温度は異なるので、職場などの温度設定は難しい問題です。上着を着るまたは脱ぐなど、個人でできる温度調整の努力も大切かもしれませんね。

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15.エアーハラスメント(エアハラ)

ちょっと前に「KY(空気・読めない)」という言葉が流行しましたが、その場の空気を乱す発言などを「エアーハラスメント(エアハラ)」と言います。

たとえば、真剣な雰囲気の会議でどうしようもないギャグを言ったりすることが、エアーハラスメントになる可能性があります。

なお、前述したエアコンハラスメントのことをエアーハラスメントと呼ぶ場合もあります。両者を混同しないようにしましょう。

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16.カスタマーハラスメント(カスハラ)

「カスタマーハラスメント(カスハラ)」とは、消費者が自己中心的で理不尽な要求をする嫌がらせ行為のことです。

「コンビニやレストランで店員に土下座を要求する」「何度も理不尽なクレーム電話を繰り返す」「商品・サービスに難癖をつけて料金を支払わない/賠償金を要求する」などの事例があります。

お店側が立場上は下手に出るしかないことを利用した悪質な行為です。カスタマーハラスメントを繰り返す人は、「お客様は神様」という言葉の意味を誤解しているのかもしれません。

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17.ドクターハラスメント(ドクハラ)

「ドクターハラスメント(ドクハラ)」は医師による患者への嫌がらせ行為のことです。看護師や理学療法士、臨床検査技師などの医療従事者による患者への嫌がらせ行為を含むこともあります。

「私が信用できないのなら他の病院に行ってください」「この手術受けないとたぶん死ぬよ」「母親がそんなんだから子供が病気になるんだよ」などの医師の高圧的な発言が代表例です。

患者は病院を診察する時点で何らかの不安を抱えています。そのため、医師のちょっとした言葉・態度・雰囲気がダメージになってしまうことがあります。

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18.ペイシェントハラスメント(ペイハラ)

「ペイシェントハラスメント(ペイハラ)」とは、患者による医者や看護師などの医療従事者への嫌がらせ行為のことです。ドクターハラスメントの逆バージョンですね。また、カスタマーハラスメントの病院バージョンとも考えられそうです。

たとえば、「今すぐうちの子供を診察しないと訴える」などと医師に対して自己中心的で理不尽な要求をするケースがあります。他にも「女性看護師のお尻をさわる」「病院の診察料を払わない」「身体に何の異変もないのにナースコールを連発する」などの事例があります。

このようなペイシェントハラスメントを何度も繰り返す患者のことを、モンスターペイシェントと呼ぶことがあります。

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19.シルバーハラスメント(シルハラ)

「シルバーハラスメント(シルハラ)」とは、主に介護を必要とする高齢者に対して精神的・身体的な苦痛を与える行為のことです。いわゆる「高齢者虐待」とほぼ同じ意味で、高齢者の介護に疲れた家族や施設職員が加害者になります。

たとえば、「何でそんなこともできないの!」など高齢者ができないことを怒鳴りつけたりするケースがよくあります。また、「食事を与えない」「入浴をさせない」「排泄物を放置する」などの高齢者の介護を放棄するのもシルバーハラスメントです。

これから日本社会の高齢化が進むにつれて、シルバーハラスメントはさらに増加すると予測されています。

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20.ケアハラスメント(ケアハラ)

「ケアハラスメント(ケアハラ)」は介護に関する精神的・身体的嫌がらせのことで、主に2つのパターンがあります。

1つは家族の介護をしようとしている人が職場から受ける嫌がらせ行為です。たとえば、職場で介護休暇制度を利用しようとしたら、「そんなのは奥さんにやってもらえばいい」「親の介護をしている人は戦力にならない」などと発言されるケースがあります。

もう1つは仕事として介護に従事している人が高齢者(またはその家族)から受ける嫌がらせ行為のことです。たとえば、ケアワーカーが高齢者に暴言を吐かれたり、暴力を振るわれるケースがあります。また、高齢者の家族から介護に関する無理難題を押し付けられるといったケースもあります。

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21.アルコールハラスメント(アルハラ)

アルコールハラスメント(アルハラ)は主にお酒を他人に強要することです。

「職場の上下関係を背景にお酒を飲ませる」「罰ゲームでお酒を飲ませる」「仕事上の大切な情報をお酒の席でしか教えない」などがアルコールハラスメントです。

お酒の強要は命に係わることもあるので、注意が必要ですね。お酒を強要された人が急性アルコール中毒になるトラブルは、毎年のように発生しています。

また、アルコールハラスメントはお酒に関する迷惑行為全般を指すこともあります。「お酒に酔って無駄に絡む」などが代表例です。

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22.飯ハラスメント(メシハラ)/食事ハラスメント(ショクハラ)

「飯ハラスメント(メシハラ)」は食事を強要する嫌がらせのことで、被害者の約9割以上は男性です。また、「食事ハラスメント(ショクハラ)」と呼ばれることもあります。

「男なんだからたくさん食べろよ」などの発言は、相手が負担に感じている場合は飯ハラスメントになる可能性があります。

もちろん、食事を勧めるほうとしては悪意がないケースがほとんどでしょう。しかし、職場の上司・先輩などに食事をおごってもらっている場合などでは、食べることを断れずに苦しんでいる人もたくさんいるようです。

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23.グルメハラスメント(グルハラ)

「グルメハラスメント(グルハラ)」とは、自分の食事のこだわりを他人に強要する行為のことを指します。

たとえば、いわゆる「鍋奉行」のような行為が過度になると、グルメハラスメントになる可能性があります。他にもグルメの知識を必要以上に語ったり、食事マナーに以上にうるさかったりすると、グルメハラスメントになってしまうかもしれません。

ちょっとくらいアドバイスするのは問題ないですが、相手が強要されていると感じるとグルメハラスメントになる危険があります。

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24.ヌードルハラスメント(ヌーハラ)

ラーメン・そば・うどんなどの麺類を食べるときに「ズルズルッ」とすする音を出すことを、「ヌードルハラスメント(ヌーハラ)」と呼びます。また、麺類に限らず、スープ類をすするときに「ズズッ」と音を出すことを、ヌードルハラスメントに含めることがあります。

海外のほとんどの国では麺類を食べるときにすする音を立てるのはマナー違反とされます。そのため、ヌードルハラスメントの被害者は外国人だと考えられてきました。

しかし、最近では「ズルズルッ」と麺類をすする音が苦手な日本人も、意外とたくさんいることが認知され始めています。「ズルズルッ」と麺類をすする音がトイレを流す音を連想してしまうのが不快なのだそうです。

ヌードルハラスメントについては賛否両論ありますが、麺類をすする音が不快な人がいる以上はできるだけ控えたほうがよいのかもしれません。

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25.スイーツハラスメント(スイハラ)

ちょっとでも理想のスタイルに近づくために、ダイエットに取り組んでいる女性はたくさんいますよね。そんなダイエットをしている女性にスイーツを差し入れる行為を「スイーツハラスメント(スイハラ)」と呼ぶことがあります。

スイーツを差し入れるほうとしては悪意がないケースがほとんどかと思います。しかし、相手が職場の上司だったりすると、スイーツを断りきれずに苦しんでいる人もいるようです。

また、女性はスイーツが好きというイメージが強いですが、女性にもスイーツが苦手な人はいます。他人にスイーツをすすめるときには注意が必要ですね。

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26.お菓子ハラスメント(オカハラ)

「お菓子ハラスメント(オカハラ)」はお土産などのお菓子を特定の人にだけ配らない嫌がらせのことです。職場や学校などで仲間外れにするいじめの手口と言えそうです。

非常にピンポイントな嫌がらせ行為に名前がつくということは、それだけ被害に遭ったことのある人がたくさんいるのかもしれません。

また、お土産などのお菓子をすぐに食べなければいけない雰囲気を出すことを、お菓子ハラスメントと呼ぶこともあります。この場合は前述のスイーツハラスメントとほぼ同じ意味です。

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27.カフェインハラスメント(カフェハラ)

「カフェインハラスメント(カフェハラ)」とは、コーヒー・紅茶・緑茶などのカフェインの含まれる飲みものを他人に強要する行為のことです。

特に仕事の訪問先などにおいて、コーヒーなどのカフェインを含む飲みものしか選択肢がないことを問題視する声があります。

仕事の訪問先で出されたコーヒーなどは無理に飲まなくてもよい気もしますが、どうしてもコーヒーなどを断りづらい方もいらっしゃるのかもしれません。

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28.マタニティハラスメント(マタハラ)/育児ハラスメント(イクハラ)

「マタニティハラスメント(マタハラ)」は職場などにおける妊婦や育児中の女性に対する嫌がらせのことで、「育児ハラスメント(イクハラ)」と呼ばれることもあります。マタニティハラスメントは2014年のユーキャン新語・流行語大賞にもノミネートされました。

産前・産後休暇や育児休暇によって仕事に支障をきたすことに対する嫌味な発言をするなどが、マタニティハラスメントの代表例です。たとえば、「この仕事の忙しいときに子供をつくるなんて…」のような発言はマタニティハラスメントです。

また、企業が社員の妊娠をきっかけに降格を言い渡したというマタニティハラスメントもありました。これは最高裁判所の判決によって男女雇用機会均等法の違反とされました。

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29.パタニティハラスメント(パタハラ)

「マタニティ(maternity)」は「妊婦」という意味でよく使われますが、「母性」という意味もあります。「パタニティ(paternity)」はその対義語で「父性」という意味です。

つまり、「パタニティハラスメント(パタハラ)」はマタニティハラスメントの男性版のことで、育児休暇制度などを利用しようとする男性への嫌がらせ行為です。イクメンへの嫌がらせ行為と覚えておくとよいでしょう。

「男のくせに育休とってるよ」なんて発言がパタニティハラスメントの代表例です。男性が育児休暇制度を利用したら仕事の評価を下げられたりするのも、パタニティハラスメントになります。

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30.逆マタニティハラスメント(逆マタハラ)

マタニティハラスメントという言葉が認知されるにつれて、最近では企業の妊娠・出産・育児をサポートする制度がちょっとずつ整ってきました。一方で社員が妊娠・出産・育児のために仕事から離れることで、他の社員の仕事量が過剰に増加するという問題も発生しています。もちろん、これは多少は仕方のないことです。

しかし、妊娠・出産・育児をしている社員が周囲への配慮を欠いた行為をとっていると、仕事をフォローしている社員には不満・疲弊・ストレスが蓄積していきます。

最近ではこのことを「逆マタニティハラスメント(逆マタハラ)」や「逆育児ハラスメント(逆イクハラ)」と呼ぶようになってきています。妊娠・出産・育児をする女性の権利を乱用する態度が問題を起こしていると言えるでしょう。

たとえば、「子供のイベントごとのために仕事を代わってあげたのにお礼の言葉もない」「仕事のミスを何でも妊娠のせいにする」「子供の病気などで急に仕事を休んでも何の謝罪もない」「仕事を引き継がずに育児休暇をとる」などのケースがあります。

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31.妊活ハラスメント(ニンハラ)

「妊活ハラスメント(ニンハラ)」は女性に対して妊娠に関する話題を聞く嫌がらせのことで、「プレ・マタニティハラスメント」とも呼ばれます。

「子供は作らないの?」「妊活はしてるの?」などの不用意な発言は、妊活ハラスメントになる可能性があります。また、職場の上司に「不妊治療をするなら退職してほしい」と言われるなど、パワーハラスメントとの合体型のケースもあります。

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32.子なしハラスメント(コナハラ)

子供のいない夫婦に対する偏見・差別的な発言などのことを、「子なしハラスメント(コナハラ)」と呼びます。妊活ハラスメントと似ていますが、こちらは子供がいないことに対する偏見・差別のニュアンスが混じっているのが特徴です。

たとえば、「子供は絶対つくるべきだよ」「子供がいないと老後が心配だよね」「子供のいない人にはわからないか」などの発言は、子なしハラスメントになる可能性があります。

健康・年齢・経済的な問題などで子供をつくることを断念する夫婦もいらっしゃいます。そのため、本人は自分の価値観を口に出しただけのつもりでも、相手を傷つけてしまうことがあります。

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33.2人目ハラスメント(フタハラ)

子供が1人の女性(または夫婦)に対して「2人目(の子供)は作らないの?」などと聞く行為のことを、「2人目ハラスメント(フタハラ)」と呼びます。

「2人目はいつ?」「1人っ子はかわいそうだよ」「次は女の子だね」などの発言は、相手が不快に感じていれば2人目ハラスメントになります。

「1人っ子ハラスメント」や「2人目攻撃」と呼ばれることもあります。

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34.マリッジハラスメント(マリハラ)

「マリッジハラスメント(マリハラ)」はその名前の通り、独身者に結婚を強要するような嫌がらせ行為のことです。

「早く結婚したほうがいいんじゃない?」「誰か紹介してあげようか?」「結婚は本当にいいもんだよ~」などの結婚に関する圧力をかける発言は、マリッジハラスメントになる可能性が高いです。

家族・親戚などが心配から結婚を話題にする場合でも、本人が不快に感じるのであればマリッジハラスメントになります。

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35.シングルハラスメント(シンハラ)/ソロハラスメント(ソロハラ)

「シングルハラスメント(シンハラ)」は独身者に対する偏見・差別的な嫌がらせのことで、「ソロハラスメント(ソロハラ)」と呼ばれることもあります。

マリッジハラスメントと非常に似ていますが、こちらは独身であることへの偏見・差別的なニュアンスがあるのが特徴です。「独身=不幸」「独身=負け組」「独身=社会的責任を果たしていない」という固定観念が根底にあるため、独身者は不愉快になりやすいです。

たとえば、「独身は気楽でいいよな」「独身だと老後が不安だよね」「そんなんだからいつまでも結婚できないんだよ」などの発言はシングルハラスメントになる可能性があります。

シングルハラスメントの被害者は女性というイメージがあるかもしれませんが、男性の被害者も増えています。独身というだけで夜間勤務や残業を押し付けたり、独身は責任感がないとして仕事で出世させなかったりするケースがあります。

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36.ゼクシャルハラスメント(ゼクハラ)

彼氏・彼女に対して結婚を迫ることで心理的負担を与える行為のことを、「ゼクシャルハラスメント(ゼクハラ)」と呼びます。

「リクルートが発行する結婚情報誌『ゼクシィ』を彼氏の部屋に置くことで結婚願望をアピールする」という話が名前の由来となっています。

「結婚はいつにする?」「そろそろ親が結婚の心配してるんだよね…」「最近友達がどんどん結婚しててさ…」などなど…。相手が負担に感じている場合、これらの発言はゼクシャルハラスメントになる可能性があります。

ゼクシャルハラスメントの被害者は9割以上が男性ですが、女性の被害者もいるそうです。

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37.ラブハラスメント(ラブハラ)

「ラブハラスメント(ラブハラ)」は恋愛に関する話題によって相手に不快感を与える行為のことです。こちらもマリッジハラスメントと似ていますが、ラブハラスメントは恋愛全廃が対象になります。

「彼氏はいないの?」「もっと恋したほうがいいよ」「女の幸せは恋愛で決まるんだよ」などの発言を何度も繰り返す場合、ラブハラスメントになる可能性があります。他人の恋愛事情に口を出しすぎたり、自分の恋愛観を押し付けるケースが目立ちますね。

また、長々と自分の恋愛の自慢をしてくるような行為もラブハラスメントになるかもしれません。恋愛の話にあまり興味がない人にとっては、単に苦痛な時間だからです。

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38.チェリーハラスメント(チェリハラ)

「チェリーハラスメント(チェリハラ)」とは、まだ女性との性交渉の経験がない男性への嫌がらせのことです。いわゆる「童貞(チェリー)」をバカにした発言ですね。

昔から童貞をバカにする風潮はありましたが、ハラスメントという言葉が流行した結果、チェリーハラスメントという名前がついた印象です。

相手を不快にさせる可能性があるデリケートな話題ですから、無暗に口に出さないほうがよいかもしれません。

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39.ジェンダーハラスメント(ジェンハラ)

ざっくりと言ってしまうと、「ジェンダーハラスメント(ジェンハラ)」は男らしさや女らしさを強要する嫌がらせ行為のことです。

「男なんだからハキハキ話しなよ」「女なのに料理下手だよね」などの発言がジェンダーハラスメントに該当します。また、男性社員というだけで力仕事ばかりをさせたり、女性社員というだけでお茶汲みを強要するのもジェンダーハラスメントです。

また、LGBTなどのような性的マイノリティに対する差別的な嫌がらせもジェンダーハラスメントに含まれます。

セクシャルハラスメントと意味が重なるところもありますが、ジェンダーハラスメントは性別に関する偏見・固定観念がもとに引き起こされるのが特徴です。男女差別と似た概念と言えます。

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40.ソジハラスメント(ソジハラ)

「ソジハラスメント(ソジハラ)」はLGBTなどの性的マイノリティの人に対する嫌がらせのことを指します。「ソジ(SOGI)」は「Sexual Orientation(性的指向)」と「Gender Identity(性自認)」の頭文字をとった言葉です。

具体的には「ホモって気持ち悪い」「レズって変だよね」などの発言がソジハラスメントになります。

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41.テクスチュアルハラスメント(テクハラ)

「テクスチュアルハラスメント(テクハラ)」とは小説などの創作文章に対して性的差別をすることをです。ジェンダーハラスメントの創作文章限定バージョンと言えるでしょう。

たとえば、男性が書いた文章に対して「男のくせによくこんな女々しい文章が書けるよな」と言ったり、女性が書いた文章に対して「女なのに繊細さのかけらもない文章だ」と言ったりすることが、テクスチュアルハラスメントになります。

「テクスチュアル[textual]」は「テキスト[text]」の派生語でもともと「文章の~」というような意味ですが、一般的にテクスチュアルハラスメントは文章以外にも漫画・絵画・映画などの創作物全般に対する性的差別を含みます。

「この漫画の作者って女だったんだ!」と驚くくらいは問題ないですが、「女でもこんな漫画描けるんだな」などと言うと、テクスチュアルハラスメントになってしまうでしょう。

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42.パンプスハラスメント

「パンプスハラスメント」とは、職場などで女性にパンプスやハイヒールなどの靴の着用を強要することです。

日本の職場では女性にパンプスやハイヒールなどの靴を履くことを義務付けていることがよくあります。しかし、これは今後パンプスハラスメントとして認知されていく可能性が高いでしょう。女性だけが足の痛くなりやすい靴を強要されるのは不公平だからです。

このパンプスハラスメントに抗議する社会運動である「#KuToo」は、ユーキャンの新語・流行語大賞2019にもノミネートされました。なお、「#KuToo」は「#MeToo(私も)」をもじって「靴」と「苦痛」を掛け合わせた造語です。

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43.パーソナルハラスメント(パーハラ)

「パーソナルハラスメント(パーハラ)」とは、個人の外見・性格・趣味・価値観・ライフスタイルなどに対する偏見・差別による嫌がらせのことを指します。

たとえば、アイドルが好きな人に対して「オタクっぽ~い」と発言したりすると、パーソナルハラスメントになってしまうかもしれません。

また、「ブサイク」「デブ」「ハゲ」などのように他人の容姿をバカにする発言もパーソナルハラスメントとなります。

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44.エイジハラスメント(エイハラ)/ジェネレーションハラスメント(ジェネハラ)

「エイジハラスメント(エイハラ)」とは年齢や世代への偏見・差別をもとにした嫌がらせのことで、「ジェネレーションハラスメント(ジェネハラ)」と呼ばれることもあります。2017年にテレビ朝日で『エイジハラスメント』というドラマやっていたので、ご存知の方も多いでしょう。

「最近の若者は我慢ができない」「これだからゆとり世代は…」「もういい年なんだから…」「還暦間近でこんなこともわからないのか」などの年齢・世代による差別的発言は、エイジハラスメントになります。

また、仕事の特性的に不必要にもかかわらず「35歳まで」のような年齢制限を設けるのも、エイジハラスメントになります。

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45.レイシャルハラスメント(レイハラ)

「レイシャル[racial]」は「レイス[race]」の派生形の単語で「人種の~」という意味です。したがって、「レイシャルハラスメント(レイハラ)」は特定の国籍・人種・民族に対する差別的な嫌がらせのことです。主に外国人やハーフの方に対する差別的な発言・行為を指します。

日本ではあまり耳にしませんが、アメリカなどではセクシャルハラスメントと同じくらいの社会問題になっています。

「●●人のくせに調子に乗るなよ」のような発言は完全にレイシャルハラスメントとなります。

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46.レリジャスハラスメント(レリハラ)

「レリジャスハラスメント(レリハラ)」とは宗教(レリジョン[religion])に関する嫌がらせ行為のことです。

たとえば、宗教団体に入信することを強制したり、宗教団体から脱退しようとする脅迫されるケースがあります。また、宗教団体内で行われる性的虐待や児童虐待なども含みます。

さらに、特定の宗教を信仰している人に対する差別的な発言・行為もレリジャスハラスメントになります。

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47.ブラッドタイプハラスメント(ブラハラ)

「ブラッドタイプ(blood-type)」とは血液型のこと。したがって、「ブラッドタイプハラスメント(ブラハラ)」は個人の血液型で他人の性格などを決めつける嫌がらせ行為のことです。

「A型だから真面目」「自己中心的だと思ったらやっぱりB型か」「O型らしい適当な資料つくるよね」「さすがAB型は変人だね」などの発言がブラッドタイプハラスメントに該当します。

ブラッドタイプハラスメントは以前に流行した血液型占いの影響が大きいでしょう。しかし、実は血液型占いには科学的根拠が一切ありません。個人で血液型占いを遊びとして楽しむ分にはよいですが、他人の性格を血液型で決めつけると相手を不愉快な気分にさせてしまう可能性があります。

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48.学歴ハラスメント(ガクハラ)

学歴による偏見・差別に基づく嫌がらせのことを「学歴ハラスメント(ガクハラ)」と呼びます。学歴差別と似ていますが、学歴ハラスメントは低学歴だけでなく高学歴も嫌がらせの対象になるのが特徴です。

たとえば、「これだから高卒はダメなんだよ…」「東大卒のくせにこんなこともわからないのか?」などの発言が学歴ハラスメントとなります。

本来学歴と仕事の能力は関係がありません。他人に学歴でレッテルを貼る行為には注意したいところですね。

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49.スモークハラスメント(スモハラ)

「スモークハラスメント(スモハラ)」はタバコによって他人を不快にさせる迷惑行為のことです。

「非喫煙者に受動喫煙させる」「非喫煙者にタバコを強要する」「タバコの灰をそのへんに落とす」などが代表例です。

最近では喫煙者のタバコを吸う休憩時間が長すぎることも、スモークハラスメントと呼ばれます。喫煙者と非喫煙者との休憩時間に差ができることが不公平だからです。

タバコを吸っている人のそばにいるだけで、髪の毛や洋服にタバコのニオイがつきます。また、タバコの煙で目が痛くなる人もいます。スモークハラスメントに悩んでいる人は今でも非常に多いようです。

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50.スメルハラスメント(スメハラ)

「スメルハラスメント(スメハラ)」とは、ニオイ(スメル[smell])によって他人を不快にさせる迷惑行為のことです。

口臭や体臭がよくあるケースですが、香水・化粧品・柔軟剤などのニオイがきつすぎることもスメルハラスメントになる可能性があります。

スメルハラスメントは本人に自覚がないケースがほとんどです。自分では気付きづらいため、家族や親友などの本音で話してくれる人にニオイを確認してもらうのがよいかもしれません。

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51.音ハラスメント(オトハラ)/サウンドハラスメント(サウハラ)/ノイズハラスメント(ノイハラ)

「音ハラスメント(オトハラ)」は職場などで他人に不快な音を立てる行為のことで、「サウンドハラスメント(サウハラ)」や「ノイズハラスメント(ノイハラ)」とも呼ばれます。

「キーボードの[Enter]キーを”タンッ!“と強打する」「ボールペンの無意味に”カチカチ“鳴らす」「頻繁に”ハァー“とため息をつく」などが音ハラスメントになる可能性があります。

音ハラスメントは本人に自覚がないケースがほとんどです。しかも職場の生産性を低下させてしまうのが問題です。

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52.エレクトロニックハラスメント(エレハラ)

「エレクトロニックハラスメント(エレハラ)」とは電磁波や超音波による嫌がらせのことです。

たとえば、PCやオフィス複合機、電源タップなど職場には電磁波の発生源がたくさんありますが、電磁波の刺激で頭痛・耳鳴り・痙攣を引き起こしてしまう人がいます。職場がこのような環境に対策をとらなかったりすると、エレクトロニックハラスメントになる可能性があります

また、電磁波や超音波などを利用したテクノロジー犯罪のことをエレクトロニックハラスメントと呼ぶこともあります。

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53.フォトハラスメント(フォトハラ)

「フォトハラスメント(フォトハラ)」は写真に関することで相手に不快感を与える行為のことです。

フォトハラスメントの代表例としては、「他人の写真を勝手に撮る」「他人の写真を勝手にホームページ・ブログ・SNSなどのアップロードする」などがあります。スマートフォンとSNSの普及が背景にあるハラスメントですね。

特に他人の写真を勝手にインターネット上にアップロードしてしまうと、プライバシー権や肖像権の侵害で裁判レベルのトラブルになることもあります。他人の写真をインターネット上で使いたい場合には、きちんと許可をとることが大切です。

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54.ベイビーハラスメント(ベビハラ)

「ベイビーハラスメント(ベビハラ)」は赤ちゃんの泣き声などで周囲に迷惑をかける行為のことです。

特に「親が赤ちゃんを泣き止ませる努力をしていないと不愉快に感じる」という意見は、インターネット上でも目立ちます。

もちろん、赤ちゃんが泣くのは仕方ないことでしょう。しかし、一方で赤ちゃんの泣き声を苦痛に感じる人がいるのも事実です。できるだけ赤ちゃんが泣いてもよい環境を選ぶのが親として大切なのかもしれません。

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55.カラオケハラスメント(カラハラ)

カラオケで歌いたくない人に無理に歌わせる行為のことを、「カラオケハラスメント(カラハラ)」と言います。

相手が断っているにもかかわらず「何か歌いなよ~」のような発言を繰り返すと、カラオケハラスメントになる可能性が高いです。また、相手に歌わせるためにマイクを強制的に持たせたり、勝手に選曲したりするのも、カラオケハラスメントになります。

「カラオケが嫌いな人なんていない」と思い込むことからカラオケハラスメントは始まります。世の中にはカラオケが苦手な人も意外とたくさんいることは、事実として把握しておきたいですね。

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56.エンジョイハラスメント(エンハラ)

これはお笑い芸人オードリーの若林正恭さんが仕事に楽しさを求める風潮を皮肉ったのが元ネタです。仕事を楽しむことを他人に強要することを「エンジョイハラスメント(エンハラ)」と呼びます。

また、自分が楽しいと思うことを他人に強要することをエンジョイハラスメントと呼ぶことがあります。たとえば、仕事の全員強制参加の飲み会で「せっかくなんだから楽しめよ!」と言ったりすると、エンジョイハラスメントになってしまうのかもしれません。

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57.ホビーハラスメント(ホビハラ)

「ホビーハラスメント(ホビハラ)」とは特定の趣味を持っている人に対する偏見・差別的発言のことです。パーソナルハラスメントの趣味限定バージョンと言えるでしょう。

たとえば、アニメ観賞が趣味の人に「何か根暗っぽい」と言ったり、将棋が趣味の人に「ジジイかよ」と言ったりすると、ホビーハラスメントになる可能性があります。

また、自分の趣味を他人に強要する行為のことをホビーハラスメントと呼ぶこともあります。この場合は前述のエンジョイハラスメントと似たニュアンスになります。

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58.ゴルフハラスメント(ゴルハラ)

「ゴルフハラスメント(ゴルハラ)」はその名前の通り、職場の上司・先輩などが部下・後輩などにゴルフを強要する行為のことです。

「社会人ならゴルフくらいはやれよ」などの発言はゴルフハラスメント(ゴルハラ)になる可能性があります。

「営業マンにとってゴルフも仕事のうちだ」なんて時代もあったかもしれません。しかし、「そもそもゴルフに興味がない」「ゴルフにお金をかけたくない」「ゴルフで休日を潰したくない」という人は確実に増えています。

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59.告白ハラスメント(コクハラ)

「告白ハラスメント(コクハラ)」とは、一方的に恋愛感情を告白することで相手を不快にする行為のことです。告白ハラスメントの被害者の9割は女性と言われています。

たとえば、「仕事でちょっと面識があるだけなのに恋愛感情を告白してくる」「彼氏がいると知っているはずなのに恋愛感情を告白してくる」「何度も断っているのに恋愛感情を告白してくる」などのケースがあります。これらは相手が嫌がっている場合には、告白ハラスメントになる可能性があるでしょう。

恋愛感情の告白をハラスメントと言われてしまうのは、ちょっと悲しいものがあります。しかし、相手にとって迷惑なものは迷惑なのです、特に職場関係の人に恋愛感情を告白されると、相手を振るのにも非常に気を遣います。「今後の仕事に影響が出るのではないか?」と考えるからですね。

愛の告白をするにも相手の立場を思いやりながら準備を進めるのが大切ですね。

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60.家事ハラスメント(カジハラ)

「家事ハラスメント(カジハラ)」とは文字通り、家事に関する嫌がらせのことで、主に夫婦間で起きます。

「夫が妻に家事をすべて押し付ける」「夫の家事の仕方に妻がダメ出しばかりする」
「妻の家事・育児・介護などを過小評価する」などのケースがあります。

家事ハラスメントが何度も繰り返されると、夫婦の離婚につながる可能性もあります。夫婦間で家事の役割分担についてはしっかりと話し合っておくことが大切です。

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61.マネーハラスメント(マネハラ)

お金

「マネーハラスメント(マネハラ)」とは、お金に関することで相手に苦痛を与える行為のことで、主に夫婦間で発生します。

たとえば、夫婦のどちらか片方が「しっかり収入があるはずなのに生活費を入れてくれない」「自分は給料をすべて家計に入れているのに一切お小遣いをくれない」「お金にうるさくて生活必需品を買うのも苦労する」などの場合は、マネーハラスメントの可能性が高いです。

また、「誰のおかげで飯が食えると思っているんだ」「お金を稼ぐのがどれだけ大変かわかっていないからそんな無駄遣いができるんだな」「わたしより稼いでから文句言ってよね」などの発言をするのも、マネーハラスメントになる可能性が高いです。

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62.アカデミックハラスメント(アカハラ)

教授

「アカデミックハラスメント(アカハラ)」とは主に大学教授が学生に対して嫌がらせをすることを指します。大学教授と学生という上下関係があるので、パワーハラスメントの大学版と考えることもできます。

「理不尽に研究室を使わせない」「学生が成果を上げた論文に名前を載せない(研究成果を独占する)」「学生の論文やレポートを受け取らない(授業の単位を与えない)」などの事例があります。

大学での教育・研究上の権力を濫用する悪質なハラスメントと言えるでしょう。

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63.キャンパスハラスメント(キャンハラ)

大学

「キャンパスハラスメント(キャンハラ)」とは大学のキャンパス内で行われる嫌がらせ行為の総称です。

大学のキャンパス内で起きるパワーハラスメント、セクシャルハラスメント、モラルハラスメントなどをすべて含みます。もちろん、アカデミックハラスメントも含みます。

学生同士の嫌がらせ行為も含むので、キャンパスハラスメントの総数は非常に多いかもしれません。

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64.スクールハラスメント(スクハラ)/学校ハラスメント(ガクハラ)

学校

「スクールハラスメント(スクハラ)」とは小学校・中学校・高校で起きる嫌がらせ行為の総称で、主に学校の先生から生徒への嫌がらせを指します。ただ生徒同士の嫌がらせ行為や生徒から先生への嫌がらせ行為を含めることがあります。また、「学校ハラスメント(ガクハラ)」と呼ばれることもあります。

「学校の先生が特定の生徒だけを執拗に叱る」「学校の先生にいじめの相談をしたのに無視される」「学校の先生が指導と称して生徒に暴力をふるう」などが代表例です。

また、学校の先生が生徒に対して性的な嫌がらせをすることを、特に「スクールセクシャルハラスメント」と呼びます。

なお、「大学」は英語で「ユニバーシティ(university)」または「カレッジ(college)」なので、一般的に大学で起きる嫌がらせ行為はスクールハラスメントには含めません。

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65.給食ハラスメント(キュウハラ?)

「給食ハラスメント」は学校の先生が生徒に給食の完食を強要する行為のことで、最近のニュースでも話題になっています。

「小学校の先生が給食指導で生徒に嘔吐させた」「給食の完食を強要された生徒が不登校になった」「先生に無理に牛乳を飲まされた生徒がPTSDを発症した」などの事例があります。

確かに食べものを粗末にしないのは大切なことでしょう。昔から学校の給食では完食指導がありましたが、生徒に身体的・精神的なダメージを与えてまでやることなのかは疑問が残ります。

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66.スポーツハラスメント(スポハラ)

アメフト

「スポーツハラスメント(スポハラ)」は運動部やスポーツクラブ内で起きる嫌がらせのことで、主に指導者・先生・先輩から選手・生徒・後輩という上下関係のもとで起きます。

「運動部の監督が練習中に選手に水分補給をさせない」「スポーツの指導者が特定の選手を執拗に叱責する」「スポーツの練習と称して先輩が後輩に暴力をふるう」などの事例があります。

スポーツの指導と単なる嫌がらせ行為の区別がつきづらいのが問題です。最近では日本大学アメフト部の危険タックルが話題になりましたが、スポーツハラスメントはパワーハラスメントと同じくらい蔓延している可能性があります。

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67.インフルエンザハラスメント(インハラ)

ウイルス

「インフルエンザハラスメント(インハラ)」はその名前の通り、インフルエンザに関する嫌がらせのことで、主に2つのパターンがあります。

1つはインフルエンザに感染した人に嫌味を言ったりするパターンです。たとえば、インフルエンザにかかっている人に「この仕事が忙しいときにインフルエンザになるなんて…」「仮病じゃないのか?」「自己管理ができていない」などの発言をするようなケースです。誰でも好きでインフルエンザになるわけではないですから、精神的苦痛を感じるでしょう。

もう1つはインフルエンザが完全に治っていない人が職場に来るパターンです。仕事の責任感があるのはよいですが、インフルエンザの感染が拡大してしまうので、結果的に周囲に迷惑をかけてしまいます。インフルエンザを他人に移してしまうという意識が低いのが問題です。

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68.咳ハラスメント(セキハラ)

咳

「咳ハラスメント(セキハラ)」とは、職場や電車などで口や鼻を覆わずに咳やくしゃみを繰り返す迷惑行為のことです。また、風邪を引いているのにマスクをせずにウイルスを撒き散らすのも咳ハラスメントとなります。

マスクをせずに咳やくしゃみをするとウイルスを含む飛沫が最低でも約2~3mは飛ぶそうです。ちょっとでも風邪っぽいのであればマスクをつけるのがマナーです。

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69.オンラインハラスメント(オンハラ)

オンライン

「オンラインハラスメント(オンハラ)」とはインターネット上で他人の嫌がる行為をすることです。

たとえば、「インターネット上に他人の悪口を書き込む」「インターネット上で他人を脅迫する」などがオンラインハラスメントになります。また、オンラインゲーム内でストーカー行為をするなどの事例もあります。

最近はSNSやオンラインゲームなどで他人と気軽にコミュニケーションがとれるようになりましたが、一方でオンラインハラスメントが問題になっています。

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70.ロケーションハラスメント(ロケハラ)

スマートフォンなどの位置情報サービスは、現在地から目的地へのナビゲーションをしたり、子どもや高齢者の居場所を知るために利用されたりしています。

このスマートフォンなどの位置情報サービスを悪用することで他人を監視したりする嫌がらせのことを、「ロケーションハラスメント(ロケハラ)」と呼びます。ロケーションハラスメントはケースによってはプライバシー権の侵害になります。

たとえば、「恋人の居場所をスマートフォンの位置情報サービスを利用したアプリで確認する」のは、恋人が嫌がっていればロケーションハラスメントになります。また、「企業が従業員の居場所を監視するためにスマートフォンを貸与する」のも、ロケーションハラスメントになるのではないかと議論されています。

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71.ペットハラスメント(ペトハラ)

ペット

「ペットハラスメント(ペトハラ)」は自分が飼っているペットによって他人に不快感を与える行為のことです。

たとえば、犬にリードをつけずに散歩をすると、犬が苦手な人にとっては恐怖でしかありません。ペットハラスメントになる可能性が高いです。また、動物アレルギーを持っている人がいることも考えずに、飲食店や電車・バスなどにペットを連れ込むことも、ペットハラスメントになるでしょう。

動物が好きな人には信じられないかもしれませんが、世の中には動物が苦手な人もたくさんいます。ペットを飼っている人は無意識のうちに他人に不快感を与えていないかを考えたいですね。

また、動物に対する虐待行為のことをペットハラスメントと呼ぶこともあります。

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72.犬ハラスメント(イヌハラ)

ペットハラスメントの中でも特に犬による迷惑行為は、「犬ハラスメント(イヌハラ)」と呼ばれます。

「犬にリードをつけずに散歩をする」「犬を飲食店や電車・バスなどに連れ込む」「犬のフンを始末しない」などのケースがあります。

こちらも犬に対する虐待行為を犬ハラスメント呼ぶことがあります。

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73.ストリートハラスメント(ストハラ)

「ストリートハラスメント(ストハラ)」は街中や電車・バスなど公共の場所での見知らぬ人からの嫌がらせのことで、被害者の約8割は女性だと言われています。

たとえば、「しつこくナンパしてくる」「卑猥な発言を繰り返してくる」「わざと肩をぶつけてくる」などがストリートハラスメントです。完全に犯罪の領域ですが、痴漢行為などもストリートハラスメントに含まれます。

ストリートハラスメントは日本よりも海外で問題になっています。フランスでは女性へのストリートハラスメントに罰金を科す法律が2018年に施行されました。

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74.プレゼントハラスメント(プレハラ)

プレゼント

これは山科ティナさんが公開しているWEB漫画の『プレゼント・ハラスメント』が元ネタです。相手の都合を考えずに迷惑なプレゼントを贈る行為を「プレゼントハラスメント(プレハラ)」と言います。

プレゼントは相手への好意があるから贈るものですが、相手がプレゼントを迷惑に感じるのであれば、プレゼントハラスメントになる可能性があります。

たとえば、自分が何の好意を持っているわけでもない男性から突然アクセサリーをプレゼントされたら、ほとんどの女性は精神的に負担を感じるでしょう。これはプレゼントハラスメントと言えます。

最近ではお笑い芸人キングコングの西野亮廣さんが「差し入れハラスメント」という言葉で物議を醸しましたが、プレゼントハラスメントと非常に似たニュアンスの言葉かと思います。

参考URL https://news.livedoor.com/article/detail/10808903/

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75.メンションハラスメント(メンハラ)

通知

最近では仕事で情報共有のためにグループチャット機能のあるコミュニケーションツールを使うことが増えてきました。このようなコミュニケーションツールには特定の相手に通知をするメンション機能がついています。

非常に便利な機能ではありますが、「プライベートな時間に通知が来たせいで仕事モードになってしまった」「あまり重要でもない通知のせいで集中が途切れた」など頭を悩ます人も増えています。

このように仕事上のコミュニケーションツールの通知機能で相手に不快感を与える行為を、「メンションハラスメント(メンハラ)」と呼びます。

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76.コミュニケーションハラスメント(コミュハラ)

コミュニケーションが苦手な人に対する嫌がらせのことを、「コミュニケーションハラスメント(コミュハラ)」と呼びます。

たとえば、コミュニケーションが苦手な人に「何か面白い話してよ」「大人しすぎるわ~」「もっとハキハキ喋れば?」などの発言を繰り返すと、コミュニケーションハラスメントになる可能性があります。

コミュニケーションをとろうとする人には悪意がないケースもあるでしょう。しかし、コミュニケーションが苦手な人にとってはストレスになることがあります。

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77.タクシーハラスメント(タクハラ)

「タクシーハラスメント(タクハラ)」はその名前の通り、タクシー運転手による乗客への嫌がらせのことです。

「タクシー運転手に説教をされる」「タクシー運転手に食事やホテルに誘われる」「タクシー運転手に危険な運転をさせる」などの事例があります。

タクシー運転手と乗客が1対1のときに起きやすいようです。車内という密室空間なので、トラブルも起きやすいのかもしれません。

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78.ロジカルハラスメント(ロジハラ)/正論ハラスメント

「ロジカルハラスメント(ロジハラ)」とは、正論ばかりを突き付けることで他人を不快にさせる行為のことで、「正論ハラスメント」とも呼ばれます。「ロジカル(logical)」は「論理的な」という意味の言葉です。

たとえば、「今まで何の努力もしてこなかったんだから自業自得だよね」「ダイエットがうまくいかないのは単に運動が足りていないからでしょ?」「どの職場も気に入らないなら自分で起業するしかないよ」などの発言は、ロジカルハラスメントになる可能性があるでしょう。

確かにこれらは論理的に間違っていないかもしれません。しかし、相手が単に共感を求めている場合にはストレスになってしまうことがあります。

仕事などにおいては論理的に考えることは大切です。しかし、すべての人間関係が正論だけで回るわけではないですから、相手に共感する姿勢も持っておきたいですね。

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79.エモーショナルハラスメント(エモハラ)

おそらくロジカルハラスメント(ロジハラ)という言葉にウンザリした人がいたのでしょう。ロジカルハラスメントの対立概念として生み出されたのが「エモーショナルハラスメント(エモハラ)」です。

「エモーショナル(emotional)」は「感情的な」という意味で、何でも感情的に発言する行為をエモーショナルハラスメントと呼ぶことがあります。

「嫌いなものは嫌いなんです」のような何の説明にもなっていないような発言で他人を不快にしてしまう場合、エモーショナルハラスメントになってしまうかもしれません。

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80.ハラスメントハラスメント(ハラハラ)

「ハラスメントハラスメント(ハラハラ)」は何かにつけて「ハラスメントだ!」と主張することで相手を困らせる行為のことを指します。ハラスメントという言葉がこれだけ浸透したからこそ生まれたハラスメントと言えるでしょう。

たとえば、ちょっと上司にミスを指摘されただけで「パワハラだ!」と過剰に反応していると、逆にハラスメントハラスメント(ハラハラ)になってしまうかもしれません。

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実はまだまだある!超マニアックなハラスメント集

マニアック

あまりにマニアックだったりしたため、ハラスメントの種類の一覧表には掲載しなかったものをご紹介します。

猫ハラスメント(ネコハラ)

猫に対する嫌がらせのことで、「猫を無理にひざに載せる」「猫の目をジッと見る」などがあります。人間に対する嫌がらせではないので、ハラスメントの一覧表には載せませんでした。

チャイナハラスメント(チャイハラ?)

中国企業による日本企業への嫌がらせのことを、ビジネスの世界では「チャイナハラスメント」と呼ぶことがあるようです。個人への嫌がらせではないので、ハラスメントの一覧表には載せませんでした。

マヨネーズハラスメント(マヨハラ)

たこ焼き・お好み焼き・から揚げなどの料理に勝手にマヨネーズをかける行為のことを、「マヨネーズハラスメント(マヨハラ)」と言うことがあるようです。まだ言葉がほとんど知られていないようなので、ハラスメントの一覧表には載せませんでした。今後言葉の認知度が上がることがあれば、ハラスメントの一覧表に載せるかもしれません。

ワクチンハラスメント(ワクハラ?)

インフルエンザなどのワクチン予防接種を強要することを「ワクチンハラスメント」と呼ぶことがあるようです。インフルエンザなどのワクチンには副作用がある上に、必ずしも病気の発症を抑えるわけではありません。そのため、世の中にはインフルエンザなどのワクチン予防接種を受けたくない人も一定数います。

ただ言葉がほとんど世の中で知られていないようなので、ハラスメントの一覧表には載せませんでした。今後言葉の認知度が上がることがあれば、ハラスメントの一覧表に載せるかもしれません。

ドラゴンボールハラスメント(ドラハラ?)

週刊少年ジャンプで連載していた大人気漫画『ドラゴンボール』を批判してはいけないという圧力のことを、「ドラゴンボールハラスメント」と呼ぶことがあります。【こちらの記事】が元ネタで、一時期Twitterなどで話題になりました。

非常にピンポイントなハラスメントで、日常的に悩んでいる人はほぼいないかと思いましたので、ハラスメントの一覧表には載せませんでした。

ワンピースハラスメント(ワンハラ?)

「ドラゴンボールハラスメントがあるならワンピースハラスメントもある!」という声がTwitterなどで噴出しました。もちろん、これは週刊少年ジャンプの大人気漫画『ONE PIECE(ワンピース)』のことです。確かに「ワンピースがつまならい」とは言いづらい空気はよくある気がします。

ただこちらも非常にピンポイントなハラスメントで、日常的に悩んでいる人はほぼいないかと思いましたので、ハラスメントの一覧表には載せませんでした。

特定の名作などの批判を許さない姿勢をハラスメントとするなら、他にもたくさん考えられそうですね。パッと思いつくものを列挙してみました。

  • 少年ジャンプ連載漫画『NARUTO(ナルト)』の批判を許さない「ナルトハラスメント」
  • 別冊少年マガジン『進撃の巨人』の批判を許さない「進撃の巨人ハラスメント」
  • ディズニー映画『アナと雪の女王』の批判を許さない「アナ雪ハラスメント」
  • 新海誠監督映画『君の名は。』の批判を許さない「君の名は。ハラスメント(ユアネームハラスメント)」
  • ジャニーズアイドルの批判を許さない「ジャニーズハラスメント」

クリスマスハラスメント(クリハラ)

「クリスマスハラスメント(クリハラ)」はその名前の通り、イエス・キリストの降誕祭のクリスマスに関するハラスメントで、「クリスマスは家族・恋人と過ごすという固定観念を押し付ける」などが代表例です。

この言葉は半分くらいはネタのようなので、ハラスメントの一覧表には載せませんでした。もしかするとこの言葉で最も苦痛を与えられているのは、実は栗原さんではないでしょうか?

お正月ハラスメント

「お正月ハラスメント」はお正月に帰省したときに両親や親戚にされるハラスメントの総称で、非常に多様なバリエーションがあります。

たとえば、「まだ結婚しないのか?」とプレッシャーをかける「マリッジハラスメント(マリハラ)」や「子供はまだなのか?」とプレッシャーをかける「子なしハラスメント(コナハラ)」が代表的です。また、特別お世話になっているわけでもない親戚の子供にお年玉をあげることを強要されるのもよくあるケースです。「お年玉ハラスメント」と呼べるかもしれません。

言葉がそれほど浸透していないようなので、ハラスメントの一覧表には載せませんでした。今後言葉の認知度が上がることがあれば、ハラスメントの一覧表に載せるかもしれません。

透けてるハラスメント(スケハラ)

【2020年1月11日の日本経済新聞の記事】に「スケハラ」という言葉が登場しました。これはおそらく「透けてるハラスメント」の略語で、主に男性のシャツの上から素肌や肌着が透けることで他人を不快にさせることを指すようです。

また、特にシャツなどの上から乳首が透けることで他人を不快にさせることを、最近では「ポチハラ」と呼ぶことがあるようです。

ただいずれも言葉がそれほど浸透していないようなので、ハラスメントの一覧表には載せませんでした。今後言葉の認知度が上がることがあれば、ハラスメントの一覧表に載せるかもしれません。

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最後に

いかがでしたか?日本社会にハラスメントが80種類以上もあることに驚いたのではないでしょうか?

日本社会も価値観が多様化しているので、自分では常識と思っている行為が実は他人に不快感を与えているケースも増えているのかと思います。何でもハラスメントにしてしまうのは息苦しいですが、自分がハラスメントの加害者にならないように気をつけたいですね。

本記事では定期的にハラスメントの種類を追加更新しています。新しいハラスメントを発見した方はぜひコメント欄からお知らせいただけるとうれしいです。

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