洋服のサイズ表記「O」の意味とは？どのくらいの身長が適しているの？

スポーツウェアなどを選んでいると、「O（オー）」というサイズ表記を見かけることがあります。「S」「M」「L」などのサイズ表記はわかりやすいですが、「O」はあまりピンと来ないものです。

では洋服のサイズ表記で見かける「O」とはどのような意味なのでしょうか？また、どのくらいの身長がOサイズに適しているのでしょうか？

洋服のサイズ表記で見かける「O」の意味とは？
洋服のOサイズはどのくらいの身長が適しているのか？
- 成人男性用ウェア（単位：cm）
- 成人女性用ウェア（単位：cm）
洋服のサイズを失敗しないために！
最後に

洋服のサイズ表記で見かける「O」の意味とは？

洋服のサイズ表記の「O」は、「Over Large」の頭文字をとった略称で、「Largeを超える（あえてLargeはそのままにしています）」という意味になります。

つまり、「O」は「L」の1段階上のサイズということです。

JASPO（日本スポーツ用品工業協会）が定めた規格なので、主に日本のスポーツウェアのサイズ表記に使われています。「英語＝海外から来たもの」と考えてしまいがちですが、実はアメリカなどの外国の洋服のサイズ表記には使われていません。

JASPO規格の洋服のサイズ表記を順番に並べると、【「SS」→「S」→「M」→「L」→「O」→「XO」→「2XO」→…】と続きます。また、「L」の1段階上のサイズということを考えると、一般的に「O」は「XL」や「2L（LL）」と同じ意味（認識）と考えてよいでしょう。

略称	正式名称	他の表記方法	サイズ
XS	Extra Small	2S（SS）	小—————大
S	Small	ー
M	Medium	ー
L	Large	ー
O	Over Large	XLまたは 2L（LL）
XO	Extra Over Large	2XL（XXL）または 3L（LLL）
2XO （XXO）	Extra Extra Over Large	3XL（XXXL）または 4L（LLLL）
以下3XO（XXXO）などのように、サイズが大きくなるにつれて数字もしくはXの個数が増えていきます。

洋服のOサイズはどのくらいの身長が適しているのか？

JASPO規格の洋服サイズの数値を下記の表にまとめました。これを見ると、成人男性用ウェアのOサイズは身長が約180cm、成人女性用ウェアのOサイズは身長が約170cmが目安ということになります。

成人男性用ウェア（単位：cm）

サイズ	身長	胸囲	ウエスト
SS	157～163	81～87	67～73
S	162～168	85～91	71～77
M	167～173	89～95	75～81
L	172～178	93～99	79～85
O	177～183	97～103	83～89
XO	182～188	101～107	87～93
2XO	187～193	105～111	91～97
3XO	192～198	109～115	95～101

成人女性用ウェア（単位：cm）

サイズ	身長	胸囲	ウエスト
SS	147～153	74～80	55～61
S	152～158	77～83	58～64
M	157～163	80～86	61～67
L	162～168	83～89	64～70
O	167～173	86～92	67～73
XO	172～178	89～95	70～76

洋服のサイズを失敗しないために！

ここまで洋服のOサイズについてお伝えしてきました。「自分は男性で身長が181cmだからOサイズがちょうどいいのか！」と思った方もいらっしゃるかもしれません。

でもちょっと待ってください！

JASPO規格なんてものを定めていても、実際には洋服のサイズは各メーカーによってバラバラだったりします。たとえば、adidasのOサイズのTシャツとNIKEのLサイズのTシャツがほとんど同じくらいなんてことも、決して珍しくありません。また、同じ洋服メーカーがつくっているものでもデザインによってサイズ感は変わります。

つまり、自分の洋服はOサイズがいいと決めつけていると、洋服のサイズで失敗してしまう可能性があるのです。洋服がピチピチだと着心地が悪いですし、逆に洋服がブカブカだとだらしない印象になってしまいます。

洋服のサイズで失敗しないためには、実際にお店で試着するのが確実です。自分にフィットするものを選べばいいわけですから間違いありません。また、インターネット通販などで洋服を購入する場合には、しっかり実寸を調べることが大切です。洋服メーカーのサイズ表記はあくまで目安にするくらいがちょうどよいでしょう。