意外と知らない手や足のマメが潰れてしまったときの正しい対処方法とは?

スポーツなどでマメが完全に治る前に潰れてしまったという経験のある方は、きっとたくさんいらっしゃるでしょう。しかし、手や足のマメが潰れたときの適切な対処方法は意外と知らないものです。

ここでは手や足のマメが潰れてしまったときの正しい対処方法をお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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そもそもマメとは何なのか?

そもそもマメとは、手や足の皮膚に何度も摩擦などの機械的刺激が加わることで生じる水ぶくれのことです。医学的には外傷性水疱(がいしょうせいすいほう)と呼びます。何の痛みも感じないこともありますが、ヒリヒリとした痛みを感じることもあります。

また、マメの内部に溜まっているのは、主に身体から浮き出たリンパ液です。手や足の皮膚の同じところに何度も摩擦などの機械的刺激が加わると、皮膚の外側の組織と内側の組織が引き剥がされてしまうため、皮膚の組織に隙間ができます。この皮膚の組織の隙間にリンパ液がたまることでマメができるのです。

なお、「マメ」を漢字で書くと「肉刺」なります。「肉(にく)」が「刺(とげ)」のように突き出ることが語源のようです。

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マメが潰れてしまったときの適切な対処方法とは?

以前は傷の治療は「乾燥療法」で行うのが常識でした。乾燥療法とはその名前の通り、傷口を乾燥させることで皮膚組織の回復を目指す治療方法のことです。いわゆるかさぶたをつくる治療方法と考えてよいでしょう。

しかし、最近の研究によると、実は乾燥療法はあまり効果的ではないとわかってきました。むしろ、傷の治癒が遅くなってしまうそうです。

現在では傷の治療は「湿潤療法」で行うことが常識となってきています。湿潤療法とはその名前の通り、傷口をジュクジュクと湿潤な状態に保つことで皮膚組織の回復を目指す治療方法のことです。乾燥療法とは真逆のアプローチですね。

傷口をジュクジュクとした状態に保つのは、最初は気持ち悪いかもしれません。しかし、傷口から出てくる透明な浸出液には皮膚組織の修復を助ける成分が含まれています。そのため、傷口をジュクジュクとした湿潤な状態に保つことで、皮膚組織の修復がスムーズに進むのです。もともと身体に備わっている治癒力を最大限に活かす方法と言えるでしょう。

手や足のマメが潰れてしまったたときにも湿潤療法で対応するのがおすすめです。以下では具体的な手順を解説します。

今までキズの治療に乾燥療法で対応していた方は、最初は違和感を感じるかもしれません。しかし、皮膚の組織の治癒があまりにスムーズなことにきっと驚くはずですので、ぜひ1度は試してみてください。

1.患部を清潔にする

手や足のマメが潰れてしまったら、まず患部を清潔にします。患部から細菌に感染するリスクを減らすためです。

具体的には患部を水道水などで洗い流すのがよいです。患部に異物が残らないようにしっかりと洗いましょう。最後に水分を拭きとっておきます。

2.消毒液は使わない

マメが潰れたときに湿潤療法で対応する場合には、基本的に消毒液は使いません。確かに消毒液は細菌を殺してくれますが、消毒液は同時に皮膚組織を修復しようとする成分まで破壊してしまいます。つまり、患部に消毒液を使うと、傷の治癒が遅くなってしまうのです。

「傷口に消毒液を使わないと細菌に感染してしまうのではないか?」と疑問に思う方もいるでしょう。しかし、傷口を水道水などで洗い流せば、ほとんど細菌は残りません。また、もし傷口に細菌が残ったとしても、皮膚は細菌に対する十分な耐性を持っています。マメが潰れたくらいであれば、消毒液は使わないほうがよいでしょう。

3.患部の皮膚は残しておく

手や足のマメが潰れてしまった場合には、きっと皮膚が残っているかと思います。この患部の皮膚を無暗に剥がしてはいけません。

というのも、患部の皮膚が残っているほうが治癒がスムーズに進むからです。新しい皮膚ができてくるまで、古い皮膚はとっておきましょう。うしても邪魔な皮膚がある場合には、清潔な爪切りなどでカットしてもよいです。

4.患部にワセリンを塗る

患部を湿潤な状態に保っておくために、白色ワセリンをたっぷりと塗ります。白色ワセリンは塗るというよりも、マメが潰れたところにドンと置くようなイメージがよいです。何度も繰り返しますが、患部を湿潤な状態に保つことで、皮膚の組織の再生がスムーズに進みやすくなります。

白色ワセリンは薬局やドラックストアで購入できます。インターネット通販を利用したほうがちょっとだけ値段が安いかもしれません。白色ワセリンは何かと役に立ちますので、自宅に置いておくとよいです。

5.患部を絆創膏やガーゼで保護する

最後に患部を絆創膏やガーゼで保護します。傷口を完全に湿潤状態に保つために食用ラップを利用するという方法もありますし、最近では湿潤療法用の絆創膏なども販売されています。ただマメが潰れたくらいであれば絆創膏やガーゼでも十分です。

さらにテーピングや包帯などで絆創膏やガーゼを固定してあげると効果的です。また、絆創膏やガーゼは最低でも1日1回は交換するようにします。そのとき、患部を水道水で洗い流して、再びワセリンを塗るようにしましょう。

最後に

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いかがでしたか?手や足のマメが潰れたときには湿潤療法で対応するのがおすすめです。もともと身体に備わっている自然治癒力が最大限に活用されるので、手や足のマメが潰れたくらいであれば本当にすぐに治ります。できるだけすぐにマメを治したい方は、ぜひ試してみてくださいね。

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