「ふと気がついたら牛乳の賞味期限が切れてしまっていた」という経験は、きっと誰にでもありますよね。ただそのまま捨てるのはもったいないですから、ちょっと賞味期限が切れたくらいの牛乳であれば、何とか飲めないだろうかと考えてしまうものです。
では賞味期限切れの牛乳はいつまで安全に飲むことができるのでしょうか?ここでは牛乳の賞味期限についてお伝えしていきます。
そもそも賞味期限切れの牛乳は飲んでも大丈夫なのか?
賞味期限を過ぎてしまったとしても、必ずしも牛乳は飲めなくなるわけではありません。賞味期限は美味しさの保証期限のこと。賞味期限を過ぎたらすぐに危険になるというわけではないからです。
- 白いつぶつぶや黄ばみがある
- ヨーグルトみたいにドロドロしてる
- 酸っぱい臭いがする
- 味に違和感がある(酸味や苦みを感じる)
牛乳は傷んでくると上記のような異常が出てきますから、ご自身でしっかりと判断をしましょう。特に異常がないのであれば、賞味期限切れの牛乳を飲んでも問題はありません。
なお、それほど見かけないですが、菌がまだ生き残っている低温殺菌牛乳には“消費期限”が記載されています。消費期限は安全性の保証期限ですから、消費期限切れの牛乳は素直に諦めたほうがよいでしょう。
賞味期限切れの牛乳はいつまで安全に飲めるのか?
では賞味期限切れの牛乳はいつまで安全に飲むことができるのでしょうか?おおよその目安についてお伝えします。
未開封の場合
牛乳メーカーは賞味期限の設定にそれなりの余裕を持たせています。冷蔵庫で未開封のままで保存していた牛乳であれば、賞味期限が過ぎてからおおよそ1週間くらいは安全に飲むことができるでしょう。
ただ絶対に安全とは言い切れないですから、ご自身でしっかりと牛乳に異常がないかを確認することが大前提です。体質的に胃腸が弱いという方も注意したほうがよいでしょう。
開封後の場合
牛乳の賞味期限は「未開封の状態」を想定しています。牛乳パックの開封後は一気に細菌が増殖しやすくなるので、牛乳パックに記載されている賞味期限内でも前述のような異常が出ることがあります。もちろん、その場合は賞味期限内でもその牛乳を飲むべきではありません。
牛乳パックをいったん開封したら、その時点で賞味期限はリセットされます。季節や保存状態によっても異なりますが、牛乳パックをいったん開封したら、おおよそ3日以内を目安に使い切るようにしましょう。
それでも心配なときは加熱処理をしよう!
「特に異常はないようだけど、賞味期限切れの牛乳を飲むのはやっぱり心配だな…」という方は、牛乳を加熱処理するとよいでしょう。シンプルにホットミルクとして飲んでもよいですし、下記のような料理メニューで利用するのもよいかもしれません。
- シチュー
- カルボナーラ
- ミルクスープ
- ホットケーキ
- プリン
加熱することで細菌を死滅させるわけですが、黄色ブドウ球菌などは加熱しても死滅しないことがあります。あくまでちょっとだけ賞味期限が切れてしまったの牛乳の活用方法としてご参考にしてくださいね。
最後に
いかがでしたか?賞味期限切れの牛乳はいつまで安全に飲むことができるのかについてお伝えしてきました。牛乳の状態は季節や保存状態などにもかなり影響されます。「何日くらいなら大丈夫!」と考えるよりも、ご自身でしっかりと牛乳に異常がないかを確認するほうがよいでしょう。
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