成人祝いは新札がマナーなの?新札に両替する7つの方法もご紹介!

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兄弟・親戚・友達などの子供が成人するとなると、しっかりお祝いをしてあげたいと思うものですよね。

ただ日本のお祝いごとには何かとマナーがあります。たとえば、一般的に成人祝いで現金を包む場合には「新札」で用意するのがマナーです。せっかく成人祝いを贈るのですから、できれば恥はかきたくないですよね…。

ここではなぜ成人祝いで現金を包む場合には新札を用意するのがマナーなのかについて解説します。また、成人祝いのために新札に両替する7つの方法もご紹介します。

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なぜ成人祝いは新札で用意するのがマナーなのか?

日本では冠婚葬祭など何かとお金を包むことがありますよね。それらは基本的にご祝儀と不祝儀の2つに分けられます。

そして、ご祝儀(結婚祝い・出産祝い・入学祝いなど)には「まだ一切使用されていない新札」を包み、不祝儀(香典・お見舞いなど)には「すでに使用されている旧札」を包む。これが世間一般で基本的なマナーとされています。

こうしたマナーを面倒だと思うこともあるかもしれません。でもマナーの背景にはきちんと意味があります。

結婚や出産などのお祝いごとはあらかじめ予定がわかっているものですよね。そして、新札はいつでも手元にあるものではありません。ご祝儀にまだ一切使用されていない新札を包むのには、「あなたのために事前に用意しておきました」という心遣いが込められているのです。

逆に考えると、なぜ香典やお見舞いに新札を包むとマナー違反となるのかがわかります。死別や病気・事故などに対して「事前に用意しておきました」というのが失礼にあたるからです。そのため、香典やお見舞いではすでに使用されている旧札を包むことになっているのです。なお、あまりないことだ思いますが、新札しか持っていなければ、あらかじめ折り目を付けてから包みます。

ご祝儀・不祝儀のマナーには諸説ありますが、これが最も有力なようです。もちろん、成人祝いもご祝儀のひとつです。成人祝いで現金を包む場合には新札を用意するのがよいです。

もし成人祝いに使い古されたお札を包んだら…?

ではもし成人祝いに使い古されたお札を包んだらどうなるのでしょうか?

もしかしたらあなたはマナーなどにあまりこだわらない方かもしれません。わたしも正直それほどマナーなどにこだわらないほうです。自分の成人祝いに使い古されたお札が入っていたとしても、「あ、新札じゃないんだ」となるくらいで、それほど気になりません。お祝いの気持ちをくれるというだけでうれしいです。

ただ先ほどお伝えしたご祝儀・不祝儀のマナーの意味を思い出してみてください。成人祝いに使い古されたお札を包むということは、「あなたが成人することなんて全然気にかけていなかった」と伝えることになります。おおげさかもしれませんが、相手にそのように解釈される可能性は考えておいたほうがよいでしょう。

確かにあなたが成人祝いを贈る相手はまだ子供に見えるでしょう。そもそもご祝儀・不祝儀のマナーなんてまだ知らないことも十分に考えられます。

しかし、もし相手がしっかりとマナーの教育を受けていた場合には、「世間知らず」「失礼」「非常識」と思われてしまうかもしれません。せっかく成人祝いを贈るというのに、そんな嫌な印象は持たれたくないですよね。

成人祝いで現金を包む場合には新札を用意するというマナーは、世間一般でそれなりに常識になっています。成人祝いで現金を包む場合には新札を用意するのが賢明です。

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成人祝いのための新札を用意する7つの方法

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1.銀行窓口で両替してもらう

新札を入手する最も確実な方法は、銀行窓口で両替してもらうことです。銀行には両替用紙があるので、備考欄に「新札」と記入して窓口に出しましょう。両替用紙を出すときに「新札に両替してください」と言ってもOKです。

ただ基本的に銀行窓口の営業時間は平日の9~15時です。平日に仕事をしている方にとっては、銀行窓口で新札に両替してもらうのはなかなか大変かもしれません。成人祝いのために新札を用意する場合には、早めに準備しておきましょう。

また、一般的にお札が50枚くらいまでの両替であれば手数料はかかりませんが、お札の51枚を超えてくると手数料がかかります。成人祝いのために新札を準備するだけであればそれほど気にする必要はないでしょう。

2.両替用ATMを利用する

あまり時間がないのに銀行の窓口が混んでいる…。こんなときにおすすめなのが銀行に設置されている両替用ATMです。

基本的に飲食店などが業務用に利用する機械なのですが、ここでも確実に新札を入手することができます。銀行によって両替用ATMの仕様は違いますが、基本的に新札指定をすることができるので、手持ちの旧札を新札に両替することができます。

ただすべての銀行支店に両替用ATMが設置されているわけではありません。近隣でできるだけ大規模な銀行支店に向かうとよいでしょう。また、銀行の営業時間内にしか両替用ATMは利用できません。

3.郵便局で両替してもらう

以前はできなかったのですが、最近は郵便局でも新札に両替してもらえるようになりました。郵政民営化による変化なのかもしれません。郵便局窓口で「新札に両替してもらえますか?」とたずねれば、普通に応じてくれます。

郵便局ごとの規模や事業内容などによって異なりますが、基本的に大規模集配局などでは19~20時ごろまで営業しています。仕事などで銀行の営業時間に間に合わないという方は、郵便局で新札に両替してもらうとよいかもしれません。

また、お札の両替は郵便局本来のサービスではありませんから、十分な新札を用意していないこともあります。まずは新札と交換できるかを電話で確認してみたほうがよいでしょう。

4.ATMで入出金を繰り返してみる

ご存知の通り、ほとんどの銀行ATMは年中無休で利用できます。何とか土曜日・日曜日・祝日に新札を準備したいという方は、「ATMで入出金を繰り返す」という方法を試してみましょう。完全に運頼みですが、新札を入手できることがあります。

新札を入手できる確率を上げるためには、コンビニATMを狙いましょう。実はコンビニATMには新札が入っている可能性が高いのです。

銀行やショッピングモールなどに設置されているATMと比べると、コンビニATMはコンパクトな設計で、お札を収納するスペースをできるだけ有効に活用しなければいけません。そのため、コンビニATMには優先的に新札が補充されるそうです。

お金を預入れする人もいることを考えると、絶対に新札が入手できるとは限りませんが、コンビニATMは新札が入手しやすいはずです。ただATM手数料には注意してください。

5.デパート・百貨店で両替をお願いする

デパート・百貨店で新札への両替をお願いしてみるという方法もあります。決して確実な方法ではありませんが、新札を入手できる可能性があります。

まずはデパートや百貨店のサービスカウンターにたずねてみましょう。また、デパートや百貨店のご祝儀袋を置いている売り場では、新札の両替サービスを実施していることもあります。

6.スーパー・コンビニなどで両替をお願いする

ピンチのときにはスーパーやコンビニなどのお店で新札の両替をお願いしてみましょう。レジが何台もあるようなスーパーなどであれば、そのなかに新札がある可能性も…。

ただ両替NGのお店などもありますし、あまり期待しすぎないようにしましょう。また、お金の両替は本来のサービスではないわけですから、丁寧にお願いをします。できれば何か商品を買うという配慮もしたいところですね。

7.自分の会社の経理にたずねてみる

「成人祝い用の新札を用意しないといけないんだった!」とあなたが勤務中に気づいたときは、自分の会社の経理部に相談してみるという方法もあります。

一般的な会社の経理部には一定の現金が必ずありますし、急なお祝いごとように新札をストックしていることもあります。新札があったらラッキーくらいのつもりでたずねてみましょう。

番外編.旧札をアイロンで伸ばす

どうしても新札を入手できなかった場合の裏技です。手持ちの旧札をアイロンで伸ばすと、それなりに新札のように見えるようになります。

まずはできるだけしわの少ないキレイなお札を用意しましょう。そして、霧吹きなどで軽くお札を湿らせます。あとはハンカチなどの適当な薄い布をあてて、低温でアイロンをかけていくだけです。しわ伸ばし用のスプレーを使うと、さらに効果がアップしますよ。

ただお札のホログラムは熱に弱いです。お札のホログラムがあるところはあまり長時間アイロンをかけないようにしましょう。

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成人祝いで現金を包む場合のその他マナー

「4」「9」のつく金額は避ける

「4」「9」は「死」「苦」を連想させる数字で、縁起がよくありません。成人祝いなどのご祝儀では「4」「9」のつく金額を絶対に避けるようにしましょう。

熨斗(のし)には紅白の水引で蝶結びのものを選ぶ

成人祝いで現金を包む場合、熨斗(のし)には紅白の水引で蝶結びのものを使用します。この熨斗はお祝い事全般で利用されるものです。

熨斗の表書きには「祝成人」などを使う

熨斗の表書きには「祝成人」「祝御成人」「御成人御祝」「賀成人式」などが使われます。また、あなたの名前は表書きの下部に書きましょう。

ご祝儀袋にお札は表向きで入れる

「ご祝儀は表向き」「不祝儀は裏向き」でお札を入れるが一般的です。これは「死の世界はこの世とは逆さになっている」と仏教で考えることに由来しています。ご祝儀袋の内袋の表の上側に偉人の肖像がくるようにお札を包みましょう。

最後に

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いかがでしたか?一般的に成人祝いで現金を包む場合には新札を用意するのがマナーです。兄弟・親戚・友達などの子供が成人するのは事前にわかっていることですから、あらかじめ新札を準備しておきましょう。また、自宅に何枚か新札をストックしておくのもおすすめです。

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