「もうちょっと異性にモテるようになりたい!」
あなたはこんなことを考えていませんか?もちろん、異性にモテるためには性格や外見といった要素も大切です。ただ心理学を応用したテクニックを使うだけでも、一気に恋愛偏差値はアップしますよ!
ここでは心理学を応用した10つの恋愛テクニックをご紹介します。どれも効果抜群のものばかりですから、絶対に悪用はしないでくださいね。
目次
1.YESの法則
会話で連続的に「はい(YES)」と答えていると、相手に要求を受け入れやすくなることが、心理学の研究で明らかになっています。これを一般的に「YESの法則」と呼びます。
では「YESの法則」を恋愛で応用するにはどうしたらいいのでしょうか?まず気になっている相手との会話で、「はい(YES)」と同意したくなる質問を繰り返します。そして、相手にたくさん「はい(YES)」と答えさせた後で、本当の要望を伝えるようにしましょう。たとえば、以下のようなイメージです。
「最近は天気がいいですよね?」
「昨日も晴れていましたよね?」
「天気がいいと気分もいいですよね?」
「天気がいいと外に出かけたくなりますよね?」
「今の時期だとドライブなんか楽しいですよね?」
「一緒にドライブに行きませんか?」
心理学の研究結果においては、「はい(YES)」と同意したくなる質問を5回繰り返した後、本当の要望を伝えるとよいとされています。
ただ実際には「はい(YES)」と同意したくなる質問を5回も連続させると、不自然な会話になってしまいます。そのため、「はい(YES)」と同意したくなる質問を適度に混ぜた会話をした後に、本当の要望を伝えるようにするとよいでしょう。
2.好意の返報性
あなたは自分の誕生日にプレゼントをもらったら、相手の誕生日にもプレゼントをあげなければいけないという気持ちになりませんか?このように相手から受けた好意に対してお返しをしたくなる心理のことを、「好意の返報性」と呼びます。
好意の返報性を恋愛テクニックとして活用するのは簡単で、単に相手に好意を伝えるだけです。そうすれば、自分にも好意が返ってくるからです。
ただいきなりド直球で「好きです!」と伝えてはいけません。同じだけの好意を返すことができないと、相手は罪悪感を感じます。そして、その罪悪感からあなたを避けてしまう可能性があるからです。
好意の返報性を恋愛テクニックとして活用するときには、あくまでさりげなく自分の好意を伝えることがポイントです。具体的には「積極的に相手の名前を呼ぶ」「相手の長所をほめる」「相手の話に興味を持つ」「相手の話でよく笑う」「ちょっとしたボディタッチをする」などが効果的です。
このようにさりげなく自分の好意を伝えると、同じように相手も好意を返してくれるでしょう。そして、相手は好意を返しているうちに、だんだんとあなたを好きになっていきます。
3.単純接触効果
「単純接触効果」とは、相手に何度も会っているうちに好感度が上がっていくという心理効果のことです。アメリカの心理学者ロバート・ザイアンスが証明したため、「ザイアンス効果」とも呼ばれます。毎日のようにTVで見かけるタレントに何となく好感を持つようになるのは、この単純接触効果の影響が強いと考えられます。
単純接触効果を恋愛に応用するには、相手とコミュニケーションをとる「時間」よりも「回数」が重要だということを覚えておきましょう。
たとえば、あなたが気になっている相手とランチに行くことになったとしましょう。そのとき、ただ当日にランチをするだけではそれほど親密度は上がりません。どれほど楽しいランチだったしても、たった1回会っただけだからです。
では相手とコミュニケーションをとる回数を増やすにはどうしたらいいのでしょうか?
まずランチをする前日に予定の確認も含めてメールやLINEをします。「明日は12時にハチ公前でいいですか?ランチ楽しみにしています」のような感じでOKです。そして、当日にランチをします。さらに翌日には「昨日のパスタはおいしかったですね。ぜひまた一緒に行きましょう!」というようなメールやLINEを送ります。
こうすれば、相手とコミュニケーションをとる回数が増えるので、より相手との距離が近づきやすくなるのです。好きな人とは頻繁に会えるように努力するのはもちろん、電話やメール・LINEでも一定の単純接触効果を得ることはできるので、積極的に利用するとよいですね。
4.つり橋効果
恋愛テクニックに関する心理学において最も有名なのが「つり橋効果」かもしれませんね。あなたも1度くらいは耳にしたことがあるかと思います。
つり橋効果は他の要因で心拍数が上がったときに、そばにいる異性に好意があると錯覚してしまうことです。つまり、「こんなにドキドキするのはこの人のことが好きだからなんだ」と勘違いしてしまうのです。男女でつり橋を渡ると恋に落ちやすくなるから、この名前がつきました。
遊園地、映画、ドライブなどの定番のデートコースは、自然と心拍数が上昇するため、相手との距離を近づけるためには理にかなっているのです。
5.認知的不協和理論
人間には自分の思考・感情・行動などを一貫性を保ちたいという性質があります。そのため、自分の中で矛盾する思考・感情・行動を同時に抱えると、何となく違和感を持ってしまうのですが、これを「認知的不協和」と言います。そして、わたしたち人間はこの認知的不協和を解消するために、自分の思考や行動を変えようとします。
やや難しい心理学理論ですが、恋愛テクニックとして活用するのは簡単です!好きな相手になどのちょっとした頼みごとをしましょう。「ボールペンを貸して」「ちょっとそこの上着をとって」「ペットボトルのふたを開けて」など、相手の負担にならないことがよいです。
「好きな相手に頼みごとをするなんて迷惑に思われるのでは…?」と不安になりますよね。でも不思議なことに人間は頼みごとをしてきた相手を好きになってしまうんです。
普通は何とも思っていない相手から頼みごとを引き受ける義理はありません。そのため、頼みごとを引き受けると、認知的不協和が生じます。そして、その認知的不協和を解消するために、「相手に好意があるから頼みごとを引き受けたのだ」と感情が変化していくのです。
モテる人を観察してみると、ちょっとした頼みごとをするのが上手ですよね。認知的不協和なんていう用語は知らなくても、自然とその心理を利用しているのでしょう。
6.ダブル・バインド(二者択一話法)
「ダブル・バインド」は自分に不都合な選択肢を相手に与えない話法です。営業トークで利用されることもありますし、詐欺師が利用することもあります。実際にどんなものなのかを具体的にみていきましょう。
たとえば、気になる相手をデートに誘うとき、あなたはどのような言葉を選んでいるでしょうか?「今度ご飯を食べに行きませんか?」のような質問の仕方は、デートを断られる可能性が高くなります。というのも、相手の選択肢は「はい」と「いいえ」の2つがあるからです。
ではどうしたらいいのか?ダブル・バインドを活用した質問の仕方だと「一緒にご飯を食べに行くなら、土曜日と日曜日のどちらがよいですか?」となります。こうすると、相手の選択肢は「土曜日」と「日曜日」の2つしかないため、デートに断られる可能性は低くなるです。
他にも「メールとLINEならどっちが返信しやすい?」「イタリアンとフレンチならどっちが好き?」「映画とドライブならどっちが楽しいかな?」など使える場面はたくさんあります。ただあまりに強引な選択肢だけだと断られてしまいます。あまり無闇に相手を誘導せず、ここぞというときに使うとよいテクニックです。
7.フット・イン・ザ・ドア
「フット・イン・ザ・ドア」とは、最初のお願いごとを聞いてしまうと、次のお願いごとも聞いてしまうという人間心理を利用したテクニックのことです。「ドアをあけさせたら、すかさず片足を入れる」というのが名前の由来です。
この心理学のテクニックを恋愛で活用するのなら、まずは相手に絶対に断られないようなレベルのお願いごとをしましょう。そして、徐々にお願いごとのレベルを大きくしていくのです。たとえば、好きな相手の電話番号を知りたいときには、以下のように使います。
自分:「○○君(さん)に相談したいことがあるんだけど、いいかな?」
相手:「えっ、何の相談…?」
自分:「実は仕事で悩みがあって、○○君(さん)の意見を聞きたいんだけど…」
相手:「自分でいいなら…」
自分:「この間はありがとう!○○君(さん)のおかげでスッキリしたよ」
相手:「ほんと、それならよかった!」
自分:「それでね、もうひとつだけ相談したいことあるんだけど…」
相手:「いいよ、今度は何?」
自分:「ちょっとここだと言いづらいから電話させてもらってもいい?」
相手:「いいけど…」
自分:「あっ、○○君(さん)の電話番号って知らないかも…。教えてもらっていい?」
相手:「わかった、いいよ、XXX-XXXX-XXXX…」
8.ドア・イン・ザ・フェイス
「ドア・イン・ザ・フェイス」は、まず最初に大きなお願いごとを断らせてから、小さなお願いごとを聞いてもらうテクニックです。「ドアを開けさせたら、まずは顔を突っ込んでしまう」というのが名前の由来になっています。
どんなお願いごとであっても断ると、相手はそれなりに罪悪感を持ちます。そうすると、現実的なお願いごとならば聞いてあげたくなるのが人間心理というものです。たとえば、好きな相手を映画に誘いたいときには、以下のように使いましょう。
自分:「○○君(さん)、今度の連休にハワイ旅行に行かない?」
相手:「えっ、付き合ってもいないのに!?」
自分:「そうだよね~、いきなりすぎだよね、冗談だよ」
相手:「なんだ、冗談か~、びっくりしちゃったよ」
自分:「でもちょっと残念かも…。じゃあさ、映画ならどう?」
相手:「うーん、まぁ映画くらいならいいよ」
ドア・イン・ザ・フェイスは同じ相手に何度も使わないようにしましょう。いつもこのテクニックを使っていると、何となく強引な印象を与えてしまうからです。大切な場面でのみ使うことをおすすめします。
9.類似性の法則(ミラーリング)
あなたは自分と地元や趣味が同じ人に親近感を覚えたことはありませんか?わたしたちは自分と共通点を持っている人に親近感を持ちます。共通点がたくさんあるほど会話も弾みやすいですよね。これを「類似性の法則」と呼びます。
恋愛においても自分と共通点がたくさんある相手に好意を持ちやすい傾向があります。そのため、恋愛の初期段階ではとにかく自分と相手の共通点を探すことが大切です。
「あんまり好きな人との共通点がないんだけど…」と悩んでしまう方もいるかもしれません。そんなときに効果的なのが類似性の法則を応用した「ミラーリング」というテクニックです。
簡単に言えば、ミラーリングは相手の真似をすることです。姿勢・表情・しぐさ・声の調子・呼吸などを真似すると、それだけで親近感が上がることが、心理学では証明されています。
相手が背筋を伸ばしていたら、自分も背筋を伸ばす。相手が笑っているのなら、自分も笑う。相手が興奮気味に話すのなら、自分も興奮気味に話す。こうして相手の真似をしているうちに、相手はだんだんとあなたに好きになっていくでしょう。あまり大げさにやると、相手をバカにしているようになるのでご注意ください。
10.メラビアンの法則
異性と話すときに「どんなことを話したらいいんだろう?」と悩む方は、きっとたくさんいらっしゃいますよね。でも実際のところ、他人に好印象を持ってもらうためには、話の内容はあまり関係がありません。もちろん、恋愛において異性と話をするときもです。
アメリカの心理学者アルバート・メラビアンによると、他人に与える印象の比率は、外見・姿勢・表情・しぐさなどの視覚情報が55%、声の質・大きさ・リズム・速度などの聴覚情報が38%、話の内容などの言語情報が7%なんだそうです。
つまり、どれだけ面白いことを話したとしても、表情・姿勢・しぐさ・話し方などによっては一切好感を持ってもらえない可能性があるということです。逆に考えると、それほど面白い話ではなくても、表情・姿勢・しぐさ・話し方などによって好感を与えることができます。このことを心理学では「メラビアンの法則」と呼びます。
気になっている異性と話をするときは、とにかく笑顔で楽しそうにすることを心がけましょう。そして、ちょっとオーバーリアクションなくらいのほうが好感をもたれやすいでしょう。
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