鼻血を止めるには首の後ろをトントン叩くとよい?正しい鼻血の応急処置も教えます!

あなたは鼻血が出たときにどのように対処していますか?鼻血の民間療法としては「首の後ろをトントンと叩く」というものがあります。実際に鼻血が出たときに首の後ろをトントンと叩いている方もきっといらっしゃるでしょう。

では鼻血を止めるために首の後ろをトントンと叩くのは、本当に効果があるのでしょうか?正しい鼻血の応急処置についてもお伝えしていきます。

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そもそも鼻血が出るメカニズムとは?

まずは鼻血が出るメカニズムを理解しておきましょう。

鼻血が出るメカニズムは基本的にかすり傷などと同じです。つまり、鼻血が出るのは単純に鼻の内部の毛細血管が傷つくからです。

そして、ほとんど鼻血は「キーゼルバッハ部位」というところから出ます。このキーゼルバッハ部位は鼻中隔(左右の鼻の穴を分けているところ)からおおよそ1.0~1.5cmほど奥にあります。キーゼルバッハ部位は毛細血管が集中している上に、表面の粘膜も非常に薄くなっているため、日常生活で起きる些細な衝撃でも出血しやすいのです。

ただし、高血圧や動脈硬化などをわずらっていると、もっと鼻の奥にある粘膜から出血する場合もあります。

実は鼻血を止めるために首の後ろをトントンと叩くのは無意味だった!?

実は鼻血が出たときに首の後ろをトントンと叩くのは完全に無意味です。誰がこんなことを言い出したのかわかりませんが、医学的根拠は一切ありません。たとえば、ひざをすりむいたときにふくらはぎを叩いても血は止まらないのと同じです。

むしろ、鼻血が出たときに首の後ろをトントンと叩くと、さらに鼻の粘膜を傷つけてしまう可能性もあります。結果的に鼻血が余計に止まらなくなるかもしれません。しばらく何もしないでいるほうがまだよいと言えるでしょう。

さらに首筋周辺には延髄が通っています。そのため、首筋に打撃を与えると神経を損傷する危険性もあります。特に子供や高齢者は神経を損傷しやすいですから、絶対に首筋を叩いたりしてはいけません。

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正しい鼻血の応急処置とは?

鼻血が出たときに首の後ろをトントンと叩くのは意味がないのでした。ではもし鼻血が出てしまったときにはどのように対処すればよいのでしょうか?ここでは正しい鼻血の応急処置を解説します。

もし鼻血が出たらまずはやや頭を下に向けた姿勢をとりましょう。これは血が喉へ流れないようにするためです。できれば何かに寄りかかるなど楽な姿勢をとるのがよいです。

そして、ティッシュペーパーや脱脂綿を鼻の奥まで詰めます。さらに鼻をギュッとつまみましょう。しっかりと患部を圧迫すれば、ほとんどの鼻血はおおよそ10~20分くらいで完全に止まります。

運動や入浴をしているときに鼻血が出ると、血流がよくなっている分、出血がなかなか止まらないことがあります。そんなときには冷水で濡らしたタオルなどで首筋や眉間を冷やしてあげると効果的です。

鼻血が完全に止まった後もしばらくは安静にしていましょう。鼻の内部の粘膜が弱った状態になっていますから、ちょっとした刺激でも鼻血を繰り返してしまいます。鼻の内部にできる血液のゼラチン状のかたまりは無理にとってはいけません。また、長時間の入浴や運動も避けたほうがよいです。

どうしても鼻血が止まらない場合などには、たかが鼻血と考えずに病院を受診してください。ほとんどの鼻血は単に粘膜を損傷しているだけ問題ですが、鼻血が重大な病気のサインとなっていることもあります。なお、一般的に鼻血は病院の耳鼻咽喉科を受診するのがよいです。

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最後に

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いかがでしたか?「鼻血を止めるために首の後ろをトントンと叩くのは本当に効果があるのか」についてお伝えしてきました。もし鼻血が出てしまったときには正しい応急処置をできるようにしておきましょう。

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